[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
学校も冬休みに突入、それと同時にけっこう雪ぶかくもなってきて、おまけにわんさと書きもの仕事をかかえてるとなれば出不精になるのも詮無いことですが、早急に送らなければならない郵便があったので、今日ひさかたに外出してきました。
この前、ラングのAlgebraキンドル版が26ドルぐらい(正確には何ドルだったか忘れた。30ドル以下だったことはまちがいない)で販売されていることを発見し、「これは買おう」と思ったのだけど、「まあ、それほどいそいで買うものでもないか」とその場では買わず、後日、「やっぱり買っとこう」とキンドルからストアにアクセスすると、販売価格が53.96ドルになっていた。
キンドル版のものにかぎらず、いままでこういうこと(何かがけっこうな安値で売りに出されているも、そのときは見送ってしまい、あとでじっさいに買おうというときにはすでにふつうの値段になっている)は何度か経験しているのに、なかなか学ばないもんだな。
いや、「どうなの?」と書いたからといって、「エスノメソドロジー」なるものに一定の理解があり、そのうえで疑義を呈している、ということではまったくなく、たんじゅんに「どんなもんなの?」とちょっと気になっているのであります。
![]() | Why Does Language Matter to Philosophy? Ian Hacking (Cambridge University Press, 1978) |
めちゃめちゃ有名な本ですし、翻訳も出ているので、あらためてとくだんの説明も要らないであろう、言語哲学の概説書。知り合いに「言語哲学の入門書で、そんなにがっつりしていないもの」というリクエストを受けたときには、とりあえずこれは薦めることにしています。
内容は、ホッブズ、ポール・ロワイヤルといった「古典」から始まり、デイヴィドソンで終わるという歴史的構成で、そうした歴史を、やや図式的になってしまう(=その図式からこぼれ落ちるものがそれなりに出てきてしまう)ことを承知のうえで、「言語を主題とする哲学」がその関心を、「観念」、「意味」、そして「文」に推移させていったものとして描いており、言語哲学を扱うあまたの類書がともすれば「断片情報の寄せ集め」としてしか映じないのとは異なって、きわめてストーリー性に富んだ、ゆえに頭に入ってきやすいものとなっています。
じつはいままで読んだことのあるのは翻訳だけで、今回はじめて原本を読んだのですが、いや語り口の軽いこと軽いこと。そもそもハッキングさんはそれほど「四角四面」な人でないことは、これまで(ごく断片的に)読んだものからも知っていたつもりなんですが、それにしても翻訳の(それなりに堅い)印象とはまったくちがいます。しかも、内容的にもほぼ知ってることが扱われているので、ほんとはこういう「逃避読書」ではなく「ねばならぬ読書」をしなければならないのに、さくさく読めて(読んで)しまうのもこわいところ。とっとと読み終えて、はやく「本業」に戻らねば。
06 | 2025/07 | 08 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
音
雑
虫
技術
『スペクタクルの社会』を読む
ドゥルーズ講義録
電波
趣味の数学
趣味のゲーデル
『プリンキピア・マテマティカ』を読む
自己紹介もどき
ブログペット俳句
芸術一般
言語ヲタ
お客様
GRE CS
留学
Boing Boing
映画
ちょっといい話
かなりダメな話
魂の叫び
哲学と数学
論文
引用
「いい」とも「ダメ」とも言いがたい話
悲喜こもごも
証明論
ポエム
書物への呪詛
言わずもがななことではあるけれどときに忘れてしまうこと
何か無駄なことをしよう
日々
趣味の勉強
夢
ブログの記事
翻訳
勉強
不眠
文房具
ライフハック
育児
thayashi#ucalgary.ca
(#を@に置換してください)
このブログで紹介したことのある本をランダム表示。
このブログで紹介したことのある音をランダム表示。