源氏、英語、宇宙 [本]

さいきん趣味で読んでいる本から、日本語で書かれたものを。

源氏
藤井貞和が校注者にその名をつらねる新日本古典文学大系版を底本とする『源氏物語』が岩波文庫にはいったのでさっそく落掌しぽつりぽつり読んでいる。

読むにさいして、辞典は『大修館全訳古語辞典』の Android アプリ版をメインに、語義をふかく知りたくなったときには『古典基礎語辞典』を、文法や当時の習俗などにかんしては小西甚一の『古文研究法』や『古典の読解』を、そして注釈書としては『湖月抄』を参照しているのだけど、源氏本文よりもむしろこれらの辞典や参考書類になずむことがおおく、それもまた「これぞ趣味の読書」といった感じでひじょうによい。

英語
『熟語本位英和中辞典新版』を、付属の CD-ROM におさめられた PDF 版を電子書籍リーダーにいれ、寝る前に1ページほどのわりあいでえっちらおっちら読んでいる。

1万円をこえる値段は、巷間にあふれる英和辞典のおおくにくらべると高く感じられるかもしれないけれど、付属の CD-ROM に新版の全文検索可能な PDF と、そして旧版の画像データ PDF がおさめられていることを考えあわせると「ばかやろう」と叫びたくなるぐらい安い買いものだと思う。

ちなみに、副読本としてとうぜん『斎藤さんの英和中辞典』も購入し、それはそれでたのしく読んだのだけど、ぼくが『熟語本位英和中辞典』を知るきっかけとなった柳瀬尚紀『辞書はジョイスフル』もあわせて買っておけばよかったと後悔至極。

宇宙
先日、娘が友だちとつれだって地元の科学館に遊びに行き、そこで天文に興味をもったようなので、おいおい天文・宇宙にかんして何か質問されても困らないように『新天文学事典』を読んでいる。

『天文宇宙検定公式テキスト』（3級から2級まで）、学研の図鑑『宇宙』、『宇宙のクイズ図鑑』などもあわせて買ったので、これらを夕食後などにひろげて家族でわいわいたのしんでいる。