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べつだんいまさらゼミ等に出る必要もないのですが1、せっかくそうしたゼミに出られる環境にいることだし、何より「おれって言語哲学について正式な教育を受けた覚えがないな2」ということもあり、来学期の言語哲学ゼミに出てみようかと思っています。で、使われる予定の教科書・参考書は、以下のとおり。


 Philosophy of Language: A Contemporary Introduction (Routledge Contemporary Introductions to Philosophy)
William G. Lycan
(Routledge, 2008)
 The Philosophy of Language
Aloysius P. Martinich (ed.)
(Oxford Univ Pr (Sd), 2006)
 Simple Sentences, substitution, and Intuitions
Jennifer Mather Saul
(Oxford Univ Pr (Txt), 2007)

1冊目は、翻訳も出ているのでご存知の方も多からんと思われるライカンの言語哲学概論書。じつは、翻訳も含めてちゃんと読んだことがないのですが、ラウトリッジのこのシリーズでいままで読んだことのあるもの3の感触および目次を見ての印象から言うと、けっこう情報もりだくさんなものではなかろうかと思われます。

2冊目は、ちょい高めですが、4目次を見てもらえれば分かるとおり、せまく「言語哲学」と言うにかぎられないひろい射程を持ったアンソロジーとなっています。いずれも別所で読んだことのあるものばかり、という気もしますが、それらをいちいち探し出すのも面倒なので、買ってしまうのが吉かと。

3冊目は、ぜんぜん知らなかったのですが、アマゾンでの立ち読み機能で目次やらサンプルページやらをちょっと見てみたかぎり、内包的文脈に関する本かな? いや、ぜんぜんちがうかもしれませんが、ともあれ、こういう「ぜんぜん知らなかった」本との出会いというのは、いいものです。


1 というか実情は、「出ている暇なんぞない」と言ったほうが近い。

2 げんみつに言えば、学部のときに言語哲学に関するちょっとした授業に出たことはあるけど、それはあくまで入門的なものであったので、「正式」の名には値しない、と思われる。

3 思い出せるかぎりでは、形而上学編認識論編藝術哲学編といったところ。

4 ふとアマゾンJPのページでこの本の書誌情報を見てみたら、「高い」どころかめちゃめちゃ安い! 何で本家アマゾンだと60ドルぐらいするんだ? ともあれ、このページ数でこの値段だったら、「買い」以外のなにものでもない、と思われます。

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コメント
ライカンのこれって有名みたいで買おうかどうか迷ってました。どんな感じなんでしょ?
フォン・ヴリグトの論理分析哲学すら、ちょっと読みづらくおもってしまった自分ですが、デイヴィドソンの入門本のサイモンエブニンのやつがやたら面白かった気がします。
長谷部 2008/12/15(Mon)23:11:57 編集
ライカンのこれは、アマゾンレヴューでも言われてるとおり、徒手空拳で挑むと、撃沈する懼れがけっこうある、ような気がする。ただ、エヴニンのデイヴィドソン本、それから飯田さんの『言語哲学大全』(の少なくとも最初の2巻)を流しているのであれば、それなりに対応できるのではなかろうかと。
はやし 2008/12/16(Tue)16:53:47 編集
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