買い本 [本]

じゃっかんひさかた、ではないでしょうか。

Grundlagen Der Mathematik (Grundelhren Der Mathematischen Wissenschaften Series, Vol 40) D. Hilbert and P. Bernays (Springer-Verlag, 1968)

なかなか手に入らないのでずっと図書館で借りっぱなしだったんだけど、それなりに安く古本が出ていたので買い。残るは第2巻を手に入れるのみなんだけど、古本が出ていても第1版で、しかもすげえ高かったりするのでどうしようもない。

Philosophy of Science, Logic and Mathematics in the Twentieth Century (Routledge History of Philosophy, 9) (Routledge, 2003)

これもずっと図書館で借りっぱなしにしており、かつQuestiaでいつでも閲覧できるので買わなくていいかな、と思っていたのだけど、物理的実体を有するかたちで持っていると、ディスプレイで読むのとは比べものにならないぐらい読みやすいし、しかも書込み等が自由にできもするので、買った。

収録されている内容のうち、自分の専門にかぶるもの、つまり論理学の哲学だとか数学の哲学だとかの部分は、それなりに知っているだけにやはり隔靴掻痒感が募るので、あまりくわしくない章、とくに最終章の「デカルトの遺産: 機械論と生気論」なんかをそぞろに読んでいる。

Philosophy of Meaning, Knowledge and Value in the 20th Century (Routledge History of Philosophy, 10) (Routledge, 2003)

論理学や数学の哲学を扱った第9巻より、こういう「知っているようで知らないこと」が扱われている巻のほうが読んでいてたのしい。とくに、序章の「分析哲学概論」とでも呼べる部分は、いわゆる分析哲学にちょっとでも興味がある人にとって必読なのではないか。