買うた本 [本]

いっつもいっつも変わり映えせんことばっか書いとってすまんこってす。

• 否定的なもののもとへの滞留（スラヴォイ・ジジェク、ちくま学芸文庫）
  確か単行本で持っていなかったよな……と、とりあえず購入。ジジェクはときに面白い、と思うこともないではないんだけど、何せ「砂上の楼閣」だからな。

• 生命記号論（ジェスパー・ホフマイヤー、青土社）
  パース記号論を「生命の世界」に適用……その上、訳者が松野孝一郎……と、「地雷」である可能性をふんだんに秘めた一冊。とはいえ、読んでみないことには始まらない、と購入。

• 新社会哲学宣言（山脇直司、創文社）
• カオスの時代の合意学（合意形成研究会、創文社）
• 自己組織性（今田高俊、創文社）
  この間エントリも書いた「現代自由学芸叢書」シリーズ。これらの本たちについては、追々。あとで、余裕があればオンライン読書会の方に目次だけでもアップしたいな。

• ゴキブリだもん（鈴木知之、幻冬社）
  素晴らしい、の一言。表紙から、もう、ノックアウト。ここには愛がある。

• Andrew S. Tanenbaum, Structured Computer Organization , Prentice Hall
  「Appendixが省いてあるし、どうしようかなあ」と逡巡していた一冊を、結局購入。コンピュータの構成を、5つのレヴェルに構造化して解説。いずれ別エントリを書くか、オンライン読書会で読書メモを作る予定。

• Theodore M. Porter, The Rise of Statistical Thinking 1820-1900 , Princeton Univ.
  これは面白そう。ハッキングのこれと併せて読みたい一冊。

• Robert Sedgewick, Algorithms , Addison Wesley
  アルゴリズムの本はこれさえあれば他は要らない、という感じもするのだけれど、まあ定番ではあるし、それに何より、安かったから……。

• H. Chuquet et M. Pillard, Approche linguistique des problèmes de traduction anglais-français , Ophrys
  英語とフランス語間の翻訳論。原理的なことに重きを置いてはいるが、実践的な点での目配りも充分。実際に英語からフランス語、フランス語から英語という翻訳を分析する第二部がためになる。

• Raoul Mortier (Ed.), Dictionnaire quillet de la langue française , Quillet
  三巻組みの仏語辞典。副題、というか、モットーとして"L'art d'écrire et de bien rédiger"（良い文章を物す法）という言葉が掲げられているように、様々なTipsや小ネタが散りばめられており、まさに1ページづつ耽読すべき辞典。Amazon.frでも投売りされているようなので、興味がある方はどうだろう。