雑音発生機制作途中経過 [音]

このあいだからこしゃこしゃ間歇的にMax/MSP上で制作をつづけている「雑音発生機」（主観的には、発生させているものはまったく「雑音」ではないんですが、便宜的にこう呼びます。何かいい呼称があればぜひとも提案してください）の目鼻が何となくついてきました。つっても、基本的な機構はこの前からほとんど変わらず、おもにUI的な部分をいじったり（見てくれはこんな感じです）、まとめられるところはまとめてモジュール化を推しすすめたりと、そういうところが整備されてきた、ってだけなんですけどね。

んでもって、そういうことをしつつ、じっさいに発音に関わる部分で「こうすればいいかな」と思ったことを以下にメモ。

• 各ノイズジェネレートモジュールにSend/Returnのようなものを付ける
  いま積んでいるジェネレートモジュールは、このあいだも言ったように、基本的にcycle~などのオシレータをループさせてるだけなんで、もうちと出音にヴァリエーションをつけるために、他のモジュールもかんたんに付け足せるようにできればいいかな、と。顕著に出音にひびくものは、ノイズモジュールにビルトインしちゃってもいいんですけどね。

• 各ノイズジェネレートモジュールを、低音部・中音部・高音部と役割ごとに切り分ける
  いまのジェネレータは、言ってみれば「汎用」で、高域から低域までカヴァーしえているのだけど、ただ、汎用ゆえのいたらなさというのが当然あり、受持ち声域によってびみょうに機構を変えられれば、より構築的で思いどおりのノイズが出せるのではないかと。ただ、そうした「構築性」が得られる反面、いまある「思いがけなさ」というものが失われてしまうし、そもそも、これは「リファイン」とかそういうレヴェルの話ではなく、さらに別の作業になっちゃうし、考えどころです。でも、実現させたい。

• MIDI関連の設定をユーザフレンドリなかたちで行なえるようにする
  これは、「じっさいに発音に関わる部分」ではあらねど、もしこの雑音発生機をいっぱんに公開するとしたら、演奏する人のMIDI環境にあわせて設定をかんたんにモディファイできるようにしたほうがいいかな、と。それに、自分ものちのちこうした機能が要るようになるかもしれないし。これは、その気になればいますぐにでも実装可能。

てな感じすかね。報告終わり。