人間、この厄介なるもの [雑]

人間、とそれほどの一般化できるものなのかどうかはともかく、おうおうにして人は、何かやらなければならないことがあると、べつだんいまやらずともいいことに関して、がぜんとんでもないやる気を発揮してしまったりするものだ。

言うまでもなく、いまおれがおかれている状況がまさにそれで、リーディングアサインメントやペーパー書き、おまけにテストなどがどどどっと押しよせるなか、それらとはあまり関係のないトピックに関して考えてみたらおもしろそうなことが閃いたり、先ごろから執心なMax/MSPで「こんなことを実装したらどうかな」というアイディアがいろいろ浮かんだりと、なかなか思うようにいかない。

前にもちょろっと言ったことがあるように、こういう「何かやらねばならぬことがあると、他のことに気が行ってしまう」という人間の特性を逆手にとって、人為的に「ねばならぬこと」に気を向かせられないか、と考えたりもするけど、やはりこれはむずかしいようだ。思いきって「べつだんいまやらずともよいこと」に専心してしまえば、「ねばならぬこと」に対するやる気が湧出するか、と言えば、そういうことでもないし。

げに、人間というものは厄介なものである。