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以下に読まれるのは、アントナン・アルトー『神の裁きと訣別するためにPour en finir avec le jugement de dieu 』の(跋文、のようなものを除いた)第一パートである。底本にはガリマールからの全集第13巻を利用した。転載にあたっては、なるべくアルトー本人の字下げ等を再現するよう試みたが、それが功を奏しているかどうか、心許ない。『神の裁きと訣別するために』は、跋文も含めて全部で6つのパートから構成されており、下に転載した部分以外のパート名は「トゥトゥグリ」、「糞便探求」、「問いがなされる……」、そして「結論」というものであり、それぞれの朗読は、最初がアルトー、「トゥトゥグリ」がマリア・カザレス、「糞便探求」がロジェ・ブラン、「問いがなされる……」がポール・テヴナン、そして「結論」で再びアルトーが担当している。
思わず若者風に「ヤバい」などと口を滑らせてしまうほどのシリーズ本が東大出版会より登場。その名も「ゲーデルと20世紀の論理学」(全4巻)。
以前ペヨトル工房からカセット付きで出ていたアルトーの『神の裁きと訣別するため』が、河出文庫で復刊されましたね。
昔ヘーゲル全集を定期購読していたとき、「よくこんなものを定期的に買って読むねえ」と言われたので、「ジャンプとかを毎週買って読むようなもん」と応えたら、「やな感じ」と言われたのだが、じっさいそうなのだからしょうがない。おれにとって哲学書や哲学研究書、とくに大陸系のそれは、ほとんどマンガのようなものだ。
哲学は役に立たない。これはほとんど自明のことのようにさえ思える。自明、というのが言い過ぎなら、少なくともそれは、電子レンジや冷蔵庫が役に立つようには役立たない。
だが、すべては等しい、と言い、すべては回帰する、と言っても、それは、差異の極点に達した限りでのことである。そうした「差異の極点」とは、幾多もの声からなるすべての多なるものにとっては「唯一の同じ声」がそれであり、すべての水のしずくにとっては「唯一の同じ大洋」がそれであり、すべての存在者にとっては「《存在》のざわめき」がそれである。
山形さんに「科学研究費もこんなのに使われたのならすばらしい有効利用」と言わさしめてんなら、そりゃ買うでしょ。6,300円という値段もこのヴォリューム(索引・書誌を含めて904ページ)にしては安いと思うし。ただ、難点は、この分厚さだと寝っ転がって読めないこと、だな。寝ながら読書派のおれとしてはつらい。いっそ、分解してしまおうか?
買った本のページを繰りながら、それぞれの本にコメントを付けていたら、アップする時間が差し迫ってきた。ので、とりあえず書名だけアップして、あとでコメントを付け足します。
追記
コメントを書き足しました。
(2006/06/08 03:08)
The Dictionary of Fashionable Nonsense という本を見つけた。
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