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この前から何度もその名に言及しているquestia、あらためてそれが何かを繰りかえせば、要はオンライン図書館、なんですが、これがやっぱりたのしいもんです。

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タイトルどおり「questiaではからずも出くわした本」の紹介。ここでは「はからずも」というのがミソで、何かの拍子にひょっと見っけて、「ん? これは何だ?」と触覚に引っかかってきたものについて、無責任にテキトーなことを書きつづることが、その主眼。しかも、「本」という物理的実体を有するかたちでの出会いではないので、たとえば「本屋で偶然であった」とか、そういうのともまたちがった風味で、「文の塊の無差別的併置」という大海原の水をひと掬いして、その水のなかで遊泳しているミジンコを観察するような、「全体への目配せ」なんぞというものはまったく無視した「局所的」なものになることも、また必定。

つわけで、そんな「すてきな1冊」の栄えある第1回目は、タイトルからして景気いいですよ。どん。

Kindleの在庫は、12月17日にならないとないって。これじゃ、18日に一時帰国の途に着くおれには間に合わん。こんなことなら、ぐずぐずしてないでとっとと注文しちまえばよかったなあ。帰りの飛行機のなかとかで読めたらよかったのになあ(って、けっきょく飛行機のなかでは飯食ったり映画観たりして、本なんて全然読まないんだけど)。

フランスの本というのは、じゃっかんの例外を除いて、索引や書誌がついていない。これは、取りたてたる目的もなしに索引や書誌を読むのが好きなおれにとって、かなりのマイナス要因である。もちろん、そういう趣味的なことは度外視しても、書誌はともかく、索引はあったほうが、色んな意味で便利であることは論を俟たない。というわけで、『差異と反復』フランス語原版の索引を、英訳に付いている索引をたよりに作ることにした。

このあいだこの面々の一部とスカイプでだべっていたとき、ルネサンス期の哲学知識って穴だよねえ、という話になった。

トマス・ピンチョンの『重力の虹』は、色んな意味での読みがたさ、たとえば、端的に分厚いだとか、がんばって読んでも何が書いてあるのかイマイチ分からない、といったことが災いして、ものすごく有名なわりにものすごく読まれていないという不幸な状況におかれている。

ベンヤミン選集をぱらぱらしてたんだけど、やはりやばいですね、ベンヤミン。目に留まるページごとページごと、必殺のフレーズが炸裂してる。たとえば、つぎのような。

いま来る月曜の認識論ゼミにおける発表に向けてスライド作りをしてるんですが、全然間に合う気がしません!

ひさびさ、っしょ?

タイトルのナカグロ(「・」)は、ハートにしようかといっしゅん思ったが、さすがにそれは止めておいた。

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