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ブラック・メタル編男性ボーカル編につづいて、2014年音盤ベストの女性ボーカル編をお送りします。


The History of Apple Pie
Feel Something








シューゲイズは滅びず!という感じのアルバム。ぼくは Lush とか思い出しました。


Ashley Paul
Heat Source









さいしょ聴いたとき、ジェンディクを想起しましたが、それよりイスラヤとかラウ・ナウとかのフリー・フォーク女子を引き合いに出したほうがいいかもしれません。『熱源』というタイトルもすてき。


Love Inks
EXI






これはもうもろアレです。どう「もろアレ」なのかは聴けばわかることなので詳述はしませんが、アレが好きな人はぜったいに好きなはず。


Lutine
White Flowers









音数の少ないバックトラックに乗って牧歌的なメロディが朗々と歌われるさまは、リラックスさせてくれるようでもあり、ちょっとぶきみでもあります。


Doe Eye
Television









曲調は基本ポップなんですが、そのポップさをディレイとピッチ・シフターでぶち壊しにかかるところに、何とも言えない心意気を感じます。


Mamiffer
Statu Nascendi









ギター・ドローンにか細いボーカルが乗っかるときたら、ぼくがきらいなはずはありません。


Deerhoof
La Isla Bonita






The History of Apple Pie と同じノリで言えば「ポスト・パンクは死なず!」といったところでしょうか。ソリッドなギターがたまりません。近年のディアフーフのアルバムのなかでいちばん好きかも。


Golden Diskó Ship
Invisible Bonfire









これはなかなか説明がむずかしいんですが、隙間だらけのバック・トラックに遠い音像の女性ボーカルが浮遊する、といった感じでしょうか。じゃっかんのクラウト風味もあり。


Jessica Lea Mayfield
Make My Head Sing…









初期PJハーヴィーを思わせるようなひりひりとした音。ぼくのなかでこういう音が「直球のインディ・ロック」と認識されています。


The National Jazz Trio of Scotland
Standards Vol. III









『ペット・サウンズ』期のビーチ・ボーイズのメロウさを、音数少ななバック・トラックとウィスパー・ボイスで。そんなん、好きに決まってる。

ブラック・メタル編、男性ボーカル編と同様、上記アルバムから一曲づつ選んだサンプルを 8tracks にあげておきました。
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