聴音日記 [音]

さて、それでは。

Help Thee Oh Sees (In The Red, 2009)

うわ、これはゴキゲンな音だ！　ホスピタルズの人がやってる、と言えば、あらかた察しはつくだろうけど、ホスピタルズほどバースト、というか、ぶっ壊れた感じではなく、ひじょうに聴きやすい。それはともかく、アマゾンでこのレコのページを見ると、「あわせて買いたい」みたいなのにマストドンが出てくるんだけど、それはほんとうに合ってるのか？

666 Mika Miko (Post Present Media, 2008)

じつはファーストも聴いていないミカ・ミコの初期シングル集。おれはこういうガーリー・パンクにすごくよわいんだけど、もうちょっと破滅的というか、どしゃついててもいいかな、と思う。録音自体はダーティーなんだけど、その録音のダーティーさに何かが追っついていないような気がする。ミスフィッツのカヴァーは、ものすごくほほえましい。

Long Play Passe Montagne (Ruminance, 2006)

ワルシャワの新譜情報を見て「ああ、あたらしいの出るんだ」と思い、旧譜を聴いてみた次第。にしても、いや、これはかっこいいな。いわゆる「マス・ロック」っぽい楽曲構成と、もろアルビニなギターの音。何でふだんもっと聴いてなかったんだろう。あたらしいのも、ぜったいに手に入れねば。

R Tracks Remano Eszildn (Planet Mu, 2009)

これまでギター主体のバンドものがつづいたので、プラネット・ミューからの新顔（だよね？）のこれを。全体にヴィンテージっぽい鳴りのナイスな電子音を聴かせてくれるけど、じゃっかんドリルン入ったような曲はいまいち、かな。

Cincinnati John Wiese/C. Spencer Yeh (Dronedisco, 2009)

いまごろになってようやく入手。ノイズはノイズなんだけど、ハーシュのそれではなく（もちろん、そういう瞬間もあるけど）、全体に静謐な印象を受ける、なかなか味わいぶかいアルバムです。