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何かに追われてるときこそ、こういうじゃっかん手間のかかるエントリのはかがいく、というものです。


 Fire Music
Archie Shepp
(Impulse!, 1965)

そもそもあんまりジャズが好きじゃないんで、こういうどっちつかず、つまり、かっちりしてるのでもなければどしゃめしゃなわけでもないジャズは、苦手ですね。(それを考えると、前回紹介したファロア・サンダースはやっぱかっこええんだな、というふうに思う)


 Cut
The Slits
(Island Records, 1979)

アマゾンにレヴューを寄せている人は、「これを聴かないでNew Waveの何がわかる」と書いていますが、どっちかと言えば、いや、「どっちか」と言わずとも、ニューウェーヴではなくノーウェーヴだと思いますが(つうか、こういうのって些末な「宗教論争」ですね)、それはともかく、このスカスカさ(とはいえ、ベースをブーストさせてでっかい音で聴くとけっこうぶっとそうな観もあり)はやっぱりきもちいいです。


 Vols. 1 & 2
Soft Machine
(Probe, 1969)
 Third
Soft Machine
(CBS, 1970)

ソフトマシーンと言うと、サード以降のジャズロック路線のほうが一般的に知られているのかもしれませんが(いや、ちがうかも)、おれが好きなのは断然ファーストおよびセカンドの、「ちょっとアヴァンガルドなサイケポップ」とでも言うべき音、ですね。バブルガムっぽい流れのなかでいきなりバーストし始めるワイアットのドラムが、何とも言えずかっこいい。


 Information Overload Unit
SPK
(Side Effects, 1981)

これはノイズ文脈では言わずもがな、ですよね。ただSPKは、このアルバムで聴かれるような「記号的ノイズ」(とはいえ、そういう記号的な部分をはみ出す部分がかなりありますが)を前面に出した作より、初期7インチでの「エレクトロノイズパンク」とでも言うべき激烈さや(初期7インチの一部はAuto Da Feで聴けるけど、やや入手困難)、Leichenschreiの何とも不穏な感じも捨てがたい、というか、そっちのほうが好きかも、であります。まあ、ともあれ、このアルバムが必聴であることに、何の依存もございません。


 The Heliocentric Worlds of Sun Ra, Vol. 1
Sun Ra
(ESP, 1965)
 The Heliocentric Worlds of Sun Ra, Vol. 2
Sun Ra
(ESP, 1966)
 Nothing Is
Sun Ra
(ESP, 1966)
 Concert for the Comet Kohoutek
Sun Ra
(ESP, 1973)

サン・ラは、リリースが多すぎてフォローしきれてないということもあって、よく分からんですね。ただ、彼(ら、彼女ら)の持ち味は、ここで挙げられているESPからの作ではなく、たとえば『宇宙は場所だ』なんかのほうがよく分かるんではなかろうかと。


 Cop/Young God/Greed/Holy Money
Swans
(Thirsty Ear, 1999)
 Filth/Body to Body, Job to Job
Swans
(Young God, 2000)

スワンズはほんと、「四の五の言わずに聴け!」って感じですけど、できればCDではなくヴァイナル盤、それもレコジャケがちょっとざらついた、何とも言えぬ質感のやつを買って、それをためつすがめつしながら聴くとよいと思います。


 The Culling Is Coming
23 Skidoo
(Laylah, 1983)

23スキドゥーって、不当に知られていない観がありますけど、何ででしょうかね? けっこうかっこいいのに。というか、80年代初頭のノイズ人脈の音盤ってのは、ほんと何とも言えず、しみじみよいです。


 Air Above Mountains (Buildings Within)
Cecil Taylor
(Tokuma, 1976)

いや、このアルバムでの構築された部分とフリーな部分の緊張関係はかっこいいんですが、それだったらSilent Tonguesのほうがおすすめかな、という気がします。あと、ソロではなくグループ作では、やっぱりUnit Structuresですかね。


 Beating the Retreat
Test Dept.
(Some Bizzare, 1984)

テストデプトも23スキドゥーと同様、名前は知られているわりにじっさいにそれほど聴かれていない、という気がします。今ではそれほど手に入りにくいわけでもないようなので、これを機会にメタルパーカッションの妙味を味わってみてはいかがでしょうか。


 Out of Cold Storage
This Heat
(Rer, 2006)

ディスヒートを聴かずに一生を終えてしまうなんて、じつにもったいない話だと思う。

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コメント
名盤が並んでますね。自分も卒論で大忙しなのですが、そういうときに限ってネットサーフィンが波に乗るんですよね(笑)

この中で思い入れがあるのはSWANS、SPK、THISHEATです。SWANSは高校生のときに聞いて「なんじゃこりゃ?」と思いました。SPKはノイズを聞くようになったきっかけで、THISHEATは単純に好きです(笑)

そういえばMasacreの新譜でチャールズヘイワードが叩いてましたが、イマイチな感じでした。ドラムが正確すぎて、KILLINGTIMEやMELTDOWNでの良さだった微妙なズレみたいなのがなくなってしまった気がします。ThisHeatでは彼のドラムがアルファでありオメガなんですけどね(笑)
あっちゃまん 2009/01/09(Fri)00:52:43 編集
思い出語りをしはじめるとそうとうに長くなってしまうことが予測されるので詳しいことは端折りますが、スワンズ、SPK、ディスヒートは、ぼくにとっても「青春の音楽」ですねえ。いずれも中学のときにヴァイナルで買い、レコの溝が減ってしまうのでそれをテープに落とし、そのテープが伸びてしまうぐらい聴いていました。

チャールズ・ヘイワードのディスヒート以降の仕事は、ソロ作およびリーダー作(キャンバーウェルナウとか)はけっこう好きなんですが、グループ作およびセッション作はぼくもイマイチです。キリングタイムとかはまあ別格ですが。
はやし 2009/01/09(Fri)10:31:43 編集
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