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なぜだかラヴェルの"Gaspard de la nuit"が聴きたくなって、ペルルミュテルの録音を聴いたのをきっかけに、ドゥビュッシーのピアノ全曲集(4枚組なのに安い)、サティの『ピアノ曲第3集』、そしてメシアンの『幼子イエスに注がれる20の眼差し』(メシアンの楽曲のなかで、個人的にいちばん好きな曲)と、フランス人作曲家によるピアノ曲をけっこう聴いた。

すると、直截的な影響関係があったりするからまあ当然と言えるのだけど、どれも共通した「香り」のようなもの持っていることに、いやでも気づく。最後のメシアンはちょっとべつにすれば、おおむね古典的で典雅な流れのなかに、「おや?」というフックというかひねた要素が混入されており、そこがやっぱりおもしろい。たとえば、ラヴェルのパヴァーヌなんかは、即自的にはほんとうに「うつくしい」と言うほかない曲だけど、そういう情緒的な聴き方をわきにのけて耳を傾けると、ちょっと尋常じゃない感じの音律だったりする。

そうしたフランスのピアノ曲のあとに、たとえばシェーンベルクだとか、さらにはシュトックハウゼンのピアノ曲(シェーンベルクは、じっさいにいま聴いてるのはこれ。このあと、余裕があればシュトックハウゼンのこいつに突入いたしましょう)を聴くと、耳がずっこける感じでおもしろい。

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