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スペクタクルはイメージの集合体なのではない。そうではなく、それは、イメージに媒介された、人々の間の社会関係なのだ。



ここまでで「スペクタクル」というものがいかに捉えられてきたか、振り返ってみよう。

まず1においてそれは、何かあるものを「代理/表象/再現 représenter」するものとして捉えた。

次ににおいては、その「スペクタクル=表象」という捉え方から一歩進み、そうした「表象=イメージ」が織り成す「流れ」と捉え返された。

そしてこの節でさらに、スペクタクルとは、「共通の流れ」をなすイメージに媒介された、人々の間の社会関係として定式化される。

単にイメージが織り成され、一人一人の中に「偽の意識」が芽生えたり、その「眼差し」が弄ばれることが問題なのではない。そうしたことを媒介に、それが一つの「社会関係」にまでなってしまうことが問われなければならないのだ。

ここで前節で言われていた「社会それ自体としてのスペクタクル」ということにも一応の理解を下すことができる。

つまり、「イメージが織り成す共通の流れ」としてのスペクタクルは「社会の一部分」にとどまるが、それを媒介に人々が関係を築き始めると、そこに「社会」が現れる。

それでは、その「人−イメージ−人」という形で形成された「社会」とはいかなるものか?

次に進もう。


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