買い本 [本]

まあ、ちょろっと（量的にも、本屋にいた時間的にも）。

• 井上達夫（編）, 岩波講座 憲法1, 岩波書店
  全6巻中のこの第1巻は「立憲主義の哲学的問題地平」と名づけられており、読んで字のごとく「立憲主義」というものそのものの存立基盤が問いなおされ、その姿勢は、所収論文のタイトルすべてが疑問形「か」で終わっていることにもよく現れている。某所で、この本で「長谷部恭男包囲網」が敷かれている、との指摘がありましたが、奇遇なことに（？）次回配本はその長谷部さん編集の「憲法と時間」で、それも楽しみ。
  
  
• 山田忠彰・小田部胤久（編）, デザインのオントロギー, ナカニシヤ出版
  「倫理学と美学の交響」という副題にやられて購入。いわゆる「デザイン論」を狭義に扱っているように見える前半部分（第I部・第II部）にしても、倫理学への眼差しは随所に見られ、非常におもしろそう。「倫理とデザイン」と題された後半部（第III部）に関しては言うまでもなし。ちなみに、これの前に「倫理学と美学の交叉」という副題を持つ『スタイルの詩学』というのが出ているらしく、それも買おうと思ったんだけど紀伊国屋新宿南店には在庫がなかったので見送り。いずれ買おう。
  
  
• -, VOL 02, 以文社
  ついに出ました。第1特集「ベーシックインカム」、第2特集「ドゥルーズ『シネマ』」って、これをどうして買わずにいられましょうか。まだ読んでいないので、内容との兼ねあいでどうこうは言えませんが、このヴォリュームで2,310円は非常に安い、と思います。ぜひこれからもがんばってほしいですね。ちなみに、VOL01について前書いた記事はこちら。

あと、とある全集の、全5巻中第3巻から第5巻を買ったんだけど、それは「ナイショ」ということにしておきましょう（小出しにネタにするのだ）。