買い本 [本]

今日はヨドバシカメラなぞという微妙なところで買い本。こうなると、もう、病気ですな。

• OS自作入門（川合秀実、毎日コミュニケーションズ）
  これはね、かなり素晴らしそうな本です。OSの仕組みを、取り立てたる前提知識を仮定せずに、ゼロから作ることで身に付けてしまおう、という、一見無謀に見えるんだけど、その実とっても有効なやりかたが採られている。
  
  
• Linuxのブートプロセスをみる（白崎博生、アスキー）
  上の『OS自作入門』を立ち読みしてたら、「そういえば……」と思い出し、ついでだからと購入。
  
  
• Web2.0への道（インプレス）
  「Web2.0」なるものに関しては、通常きわめて冷ややかな眼しかくれていないのだけど、このムックにはティム・オライリー、ティム＝バーナーズ・リー、そして何と松岡正剛といった人たちのインタヴュが載っていたので。
  
  

あと、もちろん普通の本屋でも買い本。今日は岩波新書リニューアル特集。

• 世界共和国へ（柄谷行人、岩波書店）
  一応読みましたけどねえ、どうなんでしょ。あとがきで「自分には〈一般読者〉向けの本がなかったから、これを書いた」ってなことが書いてあったけど、そういう読者にはこれでもまだ舌足らずだろうし、逆に、普段から彼の言説に触れているものにとっては物足りない、という結果になってしまっているように思う。まあ、時間があれば改めて感想文なぞを上げられるといいんだけど……。
  
  
• 憲法とは何か（長谷部恭男、岩波書店）
  法学コースの友だち曰く、「これからの公法学界を背負っていくのは長谷部さんだろうな」とのことだけど、そのことは素人ながらも、長谷部さんのいくつかの著作を読んだ身としては、何となく頷けるような気がする。
  
  
• 西洋哲学史（熊野純彦、岩波書店）
  意地悪く言えば、屋上屋を重ねる意義がどこにあるのかお手並み拝見、といったところだけど、本当を言えば、今秋刊行の近現代編のほうが読みたい。