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この間三省堂で発見した虫本を持ち焦がれる気持ちを、どうにか鎮めるために書くエントリ。
で、何を書くか、と言えば、多分おれ以外には面白くも何ともないであろう、オススメの虫本紹介。つっても、別におれ「虫マニア」なわけではないので、あんまり大した紹介もできないのだが。
というわけで、まずは、手堅く虫の写真集から。以下の本が現在、写真のクオリティ、そして、そこに見られる虫たちの珍奇さ、ということで、群を抜いていると思う。
世界昆虫記(今森光彦・写真、福音館書店)
木村伊兵衛写真賞受賞というのも当然でしょ。もちろん、同じ今森さんの『昆虫記』も必見。
全編虫!というわけではないけれども、虫の写真ということで外せないのが、走査電子顕微鏡によって高倍率で撮られた以下の写真集。
ミクロの世界(西永奨、京都書院)
ただ、ひっじょーに残念なことに、京都書院の出版業務停止に伴い、この本も絶版(京都書院アーツコレクション、これ以外にもけっこういい本があったんだけどねえ)。代わり、と言っては何だけど、同じ西永さんの『ミクロファンタスティック』を紹介しておく。
さて、「ヴィジュアル系」はとりあえずこれまでとして、ここからは、もうちょっと「学的」なものを。
まず、「虫」とはどんな生物なのか、という基礎を知りたい場合、次の本がいい。
昆虫の生物学(松香光夫、玉川大学出版局)
取立てたる前提知識を仮定せずに、平易に「虫とはどんな生物か」ということを解き明かしてくれる。
もうちょっと「実践的」な方面から、「虫とはどんな生物か」ということが知りたい、という向きには、次の本がオススメ。
昆虫病理学(福原敏彦、学会出版センター)
飼ってる虫が具合悪くなった!というときにも役に立つ(かもしれない)。って、これも品切れか……。
最後に、狭義には「虫本」ではないけれども、「虫であるとはどういうことか」を問う上では絶対に外せない次の本を。
生物から見た世界(J. v. ユクスキュル、新思索社)
ドゥルーズにも深甚な影響を与えた……とよく言われるが、正直おれは、どこがどう影響を与えられているのか、分からなかったりする。最近、岩波文庫からも出た。
うん、何かちょっと落ち着いてきた。それでは、勉強でもするか。
走査型電子顕微鏡写真集なんだけど、正面から捉えた虫たちの顔ってほんと、エイリアンみたい。
中でも「ウズキドクグモ」と「シラヒゲハエトリグモ」の顔は、大笑い!
古本で見つけた昭和60年代発行の本だから、多分絶版ね。
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