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某所での(って、隠すことも別にないんだが)原作たそがれ清兵衛さんとのやりとりの中で、ポパーの『開かれた社会とその敵』の話が出てきて、んで、ふと、「Open Source and Its Enemiesってもん、誰か書いてんだろうな(『開かれた社会とその敵』の原題はOpen Society and Its Enemies)」と直球なことが頭を過ぎり、Googleで検索してみると……

案外ヒットしねえもんだな。総数67件だけど、1ページ10件表示で2ページ分しか出てこないから、実質約20件。

そして、その検索結果のうち多くがJulian Sanchezという人が書いたそのまんまのタイトルの文章をポイントしている。

で、それをざっと読んでみた限り、あんまりポパーは関係ないみたい。まあ、件の本でポパーが何を主張しているのかというのもおれは概要しか知らんので、何か見逃しているインプリケーションがあるのかもしれんが。

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はやしさん、おはようございます。私もポパーが何を主張しているのかというのも概要しか知らんのですが、今更読むような本でも無いような気がします。で、ソロスの方も彼の哲学や社会学的分野の主張は今となってはありきたりの内容です。ただ、彼の何が凄いかと言うと、今のありきたりの思考が50年も前に彼にとって当たり前の内容だったことですね。彼を文句なしの世界一の投機家にのし上げるのに何が必要であったかを語るのにポパー無しには語れないのは確かなようです。しかし、時代は、ソロスに追いつき追い越した。そして、彼はここ10年かつての輝きを完全に無くした、それだけの事です。彼の本の本当に面白い部分は、本当に彼がいついかなるマーケットの変化や危機に、実践的にどう分析しそしてどう対応したかと言うところです。しかし、そこに興味があるのは私ぐらいでしょうね。(笑) だた、いつ潰れてもおかしくない感じがし、1998年に本当に崩壊の一歩手前まで行った生の国際金融資本主義の姿を知る上では、ソロスの「資本主義改革論」は一読には値すると思います。「資本主義は・・・・・」って哲学的議論をする人に限って、結構生の国際金融資本主義の姿をご存知で無いようにも思えますので、そういう意味ではお勧めかもしれませんね。
原作たそがれ清兵衛 2005/06/04(Sat)04:43:00 編集
市場の摂理を異常なまでに無批判に信奉するクレージーな人達を、「イスラム原理主義者」になぞらえて「マーケット(市場)原理主義者」と ネーミングしたのは実はソロスです。
市場の機能に対する無批判な信奉とは、イスラム原理主義なみの勝手なイデオロギーであると。
このネーミングを1998年に知ったとき、その面白さにしばらく笑いが止まりませんでした。
原作たそがれ清兵衛 2005/06/04(Sat)05:12:00 編集
市場原理主義ってのは、要は市場の合理性を総合的に信頼することだとすると、みんなほんとにそんなもん信じてるんですかね?

まず、市場に参加するプレイヤーの完全合理性も完全情報もないだろうし、市場の調整機能というのも完全ではないだろうし、この3つの内のどれかだけでも実現されていたら驚くべきことなのに、3つながら「信じている」というのは、それこそ「信じられない」ですね。

それとも、ケインズ的な意味(in the long run...ってやつですな)での市場の調整機能を信頼している、ということなのかな?

ともあれ、確かに思弁的に経済を語る人たちは、実情をそれほど知らない、というのはあるでしょうね。だから、何かしら経済ものを1冊っての、ほんといいかもしれません。
はやし 2005/06/04(Sat)07:07:00 編集
釈迦に説法にしかならないかもしれませんが、世にマーケット原理主義者は、掃いて捨てるほどいますね。その手の人は、「自由化」という単語を聞いた途端、諸手をあげて賛成し、「小さな政府」と聞いた瞬間エクスタシーを感じるみたいです。マーケットの機能とは、時と場合による使いようの世界であるし、「自由化」「小さな政府」も、ケースバイケースで検討やチェックされるべきであるのに、そんなことお構いなしみたいで・・・。
そもそも、こんな人は哲学をかじっている人にはまずいないと思うので、はやしさんの周りでは余りみかけられないと思いますが、本当にこの世には沢山いますよ。マーケット原理主義者って。

まあ、新保守主義者のほとんどは、とりあえずはマーケット原理主義者じゃないですかね。
ただ、数は圧倒的に、マーケット原理主義者>新保守主義者でしょうね。
(余談ですが、そもそも、クリントン政権の方がブッシュ政権より、マーケット原理主義的色彩は濃かったですしね。脱線ですが、「アンチマーケット」原理主義って、ノリの方もマーケット原理主義者に負けず劣らずいらっしゃいますね。)

相場やっている人なんか、ほとんどマーケット原理主義者だと思いますよ。
多分、あの「大先生」なんか狂信的なマーケット原理主義者ではないですかね。

マーケット原理主義者の人に、「マーケットがどうして無謬なのか」と問うと、「それはマーケットだから」と真顔で返ってくる。
マーケットを神と読み替えたら、自分がマーケットを神かそれ以上の扱いをしていることに気付くと思うのですが、そこを付かれるとだいたい怒り狂うように怒る。
本当は触らぬ神に祟りなしなのでしょうが、そういう人を見かけたら放置したらしたでそれは「自衛隊がイラクへ行く」より、よほどヤバイ事なので、ほとほと扱いには困り果ててしまいます。

まあ、自分で言うのも何ですが、今日は本当に昼間から良く酒が回ってること、回ってること。(笑)


どの本にするかは、そもそもはやしさんにお任せしているつもりですので、酔っ払いオヤジの顔色なんか気にせずに、適当に決めちゃってください。
原作たそがれ清兵衛 2005/06/04(Sat)13:02:00 編集
 コースの定理を意図的に曲解してるような人達はホントに腹立ちますね。取引費用が0ってそんなのありえないだろうと言いたい。適切な制度設計をすれば市場の合理性が機能するんだって、おまいらに適切な制度設計なんてそもそも不可能じゃないかと。そんなことを思いつつもウォルマート的安売り店は好きだったり(消費者余剰の増大に貢献しているから。供給者余剰や労働者余剰は削ってるけど)、基本的に自由化民営化リストラは歓迎ですけど。
めむひ 2005/06/04(Sat)20:46:00 編集
「自由化」、「小さな政府」も、ケースバイケースで検討やチェックされるべきであるっていう、原作たそがれ清兵衛さんの言葉に尽きると思いますね。

「計画経済の悪夢」の反動で、レッセフェールな方にがーっと行っちゃうってのも(心情的には)分からなくもないんですが、そうそう何でもかんでも……ってのでうまく行くとは思えませんね。しかも、「基本的な潮流として、結果の平等も大事だけど、それより機会の平等だよ」っていう行き方からまた色んな問題が……。

とはいえ、以前のポリティカルコンパスの結果からも察せられるでしょうが(<a href="http

で、制度設計って言っても、「おまいらに」っていうレベルではなく、そもそもの困難があるよなあ。もちろん、制度的なものの分析・設計ってのは大事には違いないけど、あたかもそれが魔法の杖のように全てを解決するとはとても思えないし……。

あ、何か、制度派の本とかも読みたくなってきたぞ!
はやし 2005/06/04(Sat)23:03:00 編集
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