感謝祭と言えば [食]

先日から感謝祭休暇に突入したのですが、思い返してみると、アメリカで過ごす感謝祭はもう3度目なのに、一度として七面鳥を焼いて食っていないことに気づきました。ゆえに、実行です。

まずは、スーパーから買ってきて袋に入ったままの写真。この状態ではまだ凍っているので、まずはこいつを解凍しなければなりません。

解凍できたら（さらっと言っていますが、解凍されるのに都合3日ほどかかりました）、肉の締まりをよくする（だか何だかの）ために、月桂樹を加えた塩水に1日ほど浸けておきます。

ちなみに、腹のなかにはターキーくんの首が入っており、腹に詰めるスタッフィングにこれを利用します。

で、スタッフィングを作ってる様子。見た目はちょっとあれかもしれませんが、この時点ですでにうまそうなにおいがぷんぷんしています。

スタッフィングができたら、そいつをターキーの腹に詰め、皮に塩こしょうをして、バタを散らしたら、オーヴンに投入準備完了です。

さて、どうだろう？……と待つこと4時間以上……

できました！　見た目的には申し分ない感じで仕上がっております！

食卓にのせると、かなりでかいことが実感される。ちゃんと、クランベリーソースも用意しました。ちなみに、写真右下は、肉をむしられた首を再使用して作った、ターキー首スープ。

で、味なんですが、何ぶん初めてのターキー丸焼きなので、あまり期待はしていなかった、というか、焼いている時分から「ま、これは縁起物、つうか、季節ものだからね」とか言いつつぼそぼそ食ってる絵柄が浮かんでいたのですが、これがじつにうまかった！

ターキーって言うと、日本だとほら、もっぱらぱさぱさしたイメージじゃないですか？　もちろん、この丸焼きも胸の部分はけっこうぱさぱさしてるんですけど、側面とか背中のほうとかは、ターキー自体の油と、そしてスタッフィングからのうまみが凝縮されている感じで、絶品。比較的ぱさぱさしている胸の部分も、焼き皿にたまったブロスに浸けながら食うと、じゅうぶんに食える。というか、うまい。

クランベリーソースも、思ったより抵抗なく食えて（というか、そもそもおれは「肉＋フルーツ」という組み合わせはそんなに苦手ではないのですが）、来年もまたぜひ焼こう、と思ったのでした。