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本が見つかったので、再開。
A Chance to Cut Is a Chance to Cure Matmos (Matador, 2001) |
外科手術中の音とか、頭蓋骨を鳴らした音とか、何だか厄介そうなサンプルを随所に組み込んで作られたもの。ただ、そういうことを知らなければ、ポップなエレクトロニカのアルバムとして、ふつうにたのしめる、と思う。ただ、こういう「底意地のわるさ」は、たしかにノイズっぽい。
Day of Seals Merzbow (Dirter Promotions, 2006) |
Amlux Merzbow (Important, 2004) |
Bariken Merzbow (Blossoming Noise, 2006) |
Black Bone Pt. 5 Merzbow (Blossoming Noise, 2006) |
Bloody Sea Merzbow (Vivo, 2006) |
Hybrid Noisebloom Merzbow (Vinyl Communications, 1997) |
MERZBOX Merzbow (Extreme, 2003) |
Merzbuddha Merzbow (Important, 2005) |
Metamorphism Merzbow (Very Friendly, 2007) |
Noisembryo Merzbow (Releasing Eskimo, 1994) |
Pinkream Merzbow (Dirter Promotions, 1998) |
Pulse Demon Merzbow (Release, 1996) |
Turmeric Merzbow (Blossoming Noise, 2006) |
Venereology Merzbow (WEA International, 1994) |
ついにこのときがやってきてしまった……。まあ、この連載を読んでくれているような人には、何の説明も要らないでしょう。もし聴いたことがない、という人がいれば、ぼくは個人的に上記からHybrid NoisebloomとPulse Demon、上記以外ではRainbow Electronicsを薦めます。
Psalm 69 Ministry (Warner Bros., 1992) |
ミニストリーは、分かりやすいように、TGの系譜に連なるものとしてNoise/Musicではその名が挙げられているんだけど(そして、「インダストリアル」が「力」とその「踏み越え」という観点から語られるんだけど)、この史観はおれ、ちょっとちがうんじゃないかと思う(そのことについては、このエントリで書いた)。ともあれ、おれにとってのミニストリーは、Twitchと(Twitchに比べるとだいぶ落ちるけど)The Land of Rape and Honeyに尽きるのであって、それ以降はどうでもいい(とか言って、いちおう耳は通しているけど)。
Cliphop Mokira (Raster-Noton, 2000) |
いや、モキラはいいですよ。ちょっと狙いすぎのきらいはあるとはいえ、絵に描いたようなグリッチーさで。ノイズとの関わりは、まあ、「テクノロジーの誤用」という点でしょうか。
Electrovegetarianism MSBR (Pinch A Loaf Production, 1996) |
2,000 Thousends Contaminate Electronic Acid MSBR (Old Europa Cafe, 1994) |
ご存知、と言えるかどうか、ちょっと自信がないけど、日本のノイズシーンを語るうえでやはり外せない田野さんの個人プロジェクト。ただ、田野さんは、じっさいに彼がやっていた音楽で、というより、雑誌『電子雑音』の発行をしていた、というのが大きいだろう。惜しくも2005年に死去。その死を悼んだ10枚組トリビュート盤がこちらからフリーで落とせますので、ぜひ。
Complete National Health (East Side Digital, 1990) |
この本、何かたまに、「そりゃあ、繋げて語ろうと思えばいくらでも語れるけど、ノイズ文脈でこれを持ち出すのはやや強引なんじゃないか?」と感じるものがあるのだけど、これもそういう1枚。まあ、カンタベリーを代表する、よいバンド、ですけどね(つうか、著者のヒガーティさんは、そうとうカンタベリー好きと見た)。
Neu! Neu! (High Wire Music, 1972) |
Neu! 2 Neu! (High Wire Music, 1973) |
ノイ、ノイかあ。まあ、たしかに、そのでたらめさというか「食わせもの」加減は、ノイズと通ずるところはあるかもしれんが。
First Live Performances New Blockaders (Vinyl on Demand, 2004) |
ニューブロッケイダーズは、音盤を手に入れるのに苦労するかもしれないけど、ぜひ聴いてほしいですよね。つうか、アマゾンJPに取り扱いがあって、ちょっとびっくりした。
No Record The Nihilist Spasm Band (Cortical Foundation, 1968) |
ニヒリストスパズムバンドとは、ちょっと不幸な出会いをしてしまっていて、というのも、ノイズをけっこう中心的に聴いていた中学時代に、たしかJOJOさんが薦めていて、んでもって、¬x ~ x = xを聴いたんだけど、けっこうハードな音像を思い浮かべて聴いてしまったので、しょうじきピンとこず、それ以来あんま聴いていない、んですよね。これを機会に、聴きなおしてみよう、と思います。
Pagan Muzak Non (Mute, 1999) |
ノンは、ヴィジュアルがかっこいいですよねえ。とくに、"N"がひっくり返って"ИOИ"ってなってたりするところとか。それはともかくノンは、ふつうに考えてBlood & Flameか、もしくはベスト盤のEasy Listening for Iron Youthではないでしょうか薦めるなら。
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