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あんま数はないですけど、ちゃちゃちゃっと備忘に。


 Riverside Shakespeare
William Shakespeare
(Houghton Mifflin (T), 1973)

高校生のときから、何とかちゃんと原文でシェイクスピアを読みたいものだ、と思いつつ、いまだ果たせないでいる。そうした「無念」を晴らすために、各作品に付されたイントロダクションやら註釈やらが充実しているこのリヴァーサイド版を。

今現在は新版が出ているけど、ページ数やらアマゾンのプレヴューやらで見たところ、それほどドラスティックなちがいはなさそうだし、それに何より、古本で12ドルであったので、迷わず旧版でも買った。


 The Practical Skeptic: Core Concepts in Sociology
Lisa J. McIntyre
(McGraw-Hill Humanities/Social Sciences/Langua, 2007)
 The Practical Skeptic: Readings in Sociology
Lisa J. McIntyre
(McGraw-Hill Humanities/Social Sciences/Langua, 2007)

これらも古本屋で。副題が示すとおり、社会学の基礎概念の解説本とリーダー。買うだけ買ってそこいらにうっちゃってしまっているので、具体的にどういう特色があるのか詳らかにはできないけど、ぱっと見「いかにもアメリカの教科書」という感じで、使いやすそうではあります。

というか、こんな高い本だったのか。


 The Taming of the True
Neil Tennant
(Oxford Univ Pr on Demand, 1997)

いま書いている論文に関係ないではない、というか、関係大ありな感じで、かつ図書館所蔵がなかったので、やや高い本ではあったけど、致し方なく注文。

で、この本は、ダメットおよびクリスピン・ライトの影響下にある、反実在論を論じた本なのだけど、おれは、「気持ち」的には反実在論に肩入れしたいとは思えど、やはりそれで押し切るにはいろいろ無理があると思え、ゆえに、おなじ「無理」ならまだ実在論のほうがマシなんじゃないか?と思うので、そこいら辺を考慮しつつ、それなりにじっくりと読む必要があり。

いずれ、時間があれば、ダメットラインの反実在論と、それへの解答について、あまりテクニカルにならない程度に書いてみたい(ただ、やはり、ちゃんと論じるにはどうしても直観主義論理がらみのことは必須だし、それに何より、話がおもしろくなってくるのは、まさに「テクニカル」なところがからんできてからなので、なかなかにむずかしい)。


 Philosophy from a Skeptical Perspective
Joseph Agassi
(Cambridge University Press, 2008)

キンドル版が9.99ドルとお安く、内容的にもおもしろそうだったので、買い。

内容は、「懐疑論的立場からする哲学総覧」といった感じの本で、「懐疑論」というもの、およびその役割をざっくりと見たあと、科学・倫理・政治・美学といった主題が「懐疑論的眼差し」から論じられる。

この本でまずもって評価される点は、懐疑論というものを、「ある難問があって、それについて最終決定が下されないなら、どういう立場を採ってもおなじじゃん?」という相対主義や、それのヴァリアントたるニヒリズムと峻別し、懐疑論とはあくまで「理性的な探求」のいちモメントであるということを口を酸っぱくして説いている点で(これは、ちゃんと哲学を勉強した人なら当たり前の「常識」ではあるのだけど、半端に哲学について知っている人ほど、懐疑論から相対主義、あるいはニヒリズムに行きやすい)、これが説かれる概論部分だけでもいろんな人が読めばいいんじゃないか、と思う。


 AnIntroduction to Kant's Aesthetics: Core Concepts And Problems
Christian Helmut Wenzel
(Blackwell Pub, 2005)

これは、前学期にカントのゼミを取っているときにも気になっており、しかも、そのゼミの学期末のペーパーではカントの美学について書いたので、買っていてもぜんぜんおかしくはなかったのだけど、時間的都合からパスしていたもの。それが、キンドル価格9.99ドルだったので、迷わず買った。

カントの美学というのは、それについてペーパーを書いたくせに、いまだ分かるような分からんような、自分の美的経験に照らし合わせて的を射ているような射ていないようなという感じをいまだ持っているので、この本がそうしたもやもやを少しでも晴らしてくれれば。


 Microeconomic Theory
Andreu Mas-Colell
(Oxford Univ Pr (Sd), 1995)

買おうかどうしようかけっこう迷っていたんですが、リンク先エントリを書いた次の日にふたたび生協に行き立ち読みしていると、選択理論やらゲーム理論やら厚生経済学の取扱いがやはりよさそうで、「高い」っつってもふだん買っているようなのに比べれば安いわけで(とくに、この本の場合、ページ数も考慮すればむしろ「安い」部類に入るのでは?)、けっきょく買っちゃいました。

もろもろ忙しく、まだ耽読するには及んでいませんが、も少しひまになったら(だから、それはいつ!)、この本を参考にしながらここいらのつづきでも書ければ、と。


ウラゲツさんのところで翻訳が紹介されており、恥ずかしながらダンがこんなものを書いていたとはつゆ知らず、ゆえにちょっと気になったので図書館で借りてきました。

このヴァージョンは、ダンの原文がmodern english spellingにリライトされており、それがやや評価減なのだけど、リライトされていない原文はネットで見られるし、何より解説はリライトされていないヴァージョンに所収のものよりよさそうだったので。


「あんま数はない」と冒頭で宣言しちゃったけど、それなりにあったな。

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