旧譜探訪 [音]

前回のストーンロゼーズに引きつづき、同時期にそれなりによく聴いていたアルバム。

Hup! The Wonder Stuff (Polydor, 1989)

このワンダースタッフが当時どういう受取りをなされていたのか、その詳細は忘れてしまったが、ストーンローゼズ等に端を発する「マンチェスターブーム」（というのがあったんですよ）が一息ついたころ、「イギリス発の新潮流！」みたいな感じでEMF（これも激烈に懐かしい！　って、聴いたことないんだけど）とかといっしょくたに紹介されていた、ような覚えがある（けど、ちがうかも）。

ともあれ、前回のストーンローゼズとはことなり、「いっしゅんのいきおいとはかなさ」というものに付随する「すごみ」には欠けるけど、アルバム全編を通してそつなく、端正な楽曲が並べられている。

つうか、ワンダースタッフって、けっこうレコ出してるのね。ぜんぜん知らなかった（というか、このアルバムしか聴いたことがない）。機会があれば、他のも聴いてみよう。