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原稿書きの「はか」があまりゆかず、ちょっと一息つこうとHD内の音源をあさって、次をほんとうにひさしぶりに聴いた。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000004V2/hayashinoblog-22/ref=nosim   The Stone Roses
The Stone Roses
(Silverstone, 1989)

このアルバムを聴いていると、当時のこと、つまり、ロキノン紙上での猛烈なハイプっぷりや、初来日(って、2回目があったかどうか、よく知らないけど)公演時、逆光のなかでほとんどろくすっぽ姿が見えないまま上のアルバムをそのままの曲順で演奏してうわさ通りアンコールなしで去っていった「威容」や、その他もろもろがやはり思いだされる。そして、やはりこのアルバムは1曲目「憧れられたい」がすごいな、ということを、重ねて思う。ちょっと渋谷陽一ばりに歌詞を載っけてみよう。

魂は売らなくていい
彼はもうぼくのなかにいる
魂を売る必要はない
彼はすでにもうぼくのなか


憧れられたい
憧れられたい


...
君はぼくに憧れる
君はぼくに憧れる
憧れられたい
憧れられたい
憧れられなくっちゃ

参考: YouTube

もうね、「『彼』って誰よ!」とか思いもするんですが、やっぱりキャッチーなのはタイトルフレーズの「憧れられたい I wanna be adored」ですよね。ただ、それだけだったら思春期の愛に飢えた少年少女で終わってしまうと思うんですが、ほとんど締め(そして曲としてもいちばん盛りあがる部分)に登場する「憧れられなくっちゃ I gotta be adored」、ここですよ、すごいのは。こんな決意というか使命感、誰がいだきますか?

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ふははは。
おれもときどき聴きます。
一緒に行ったねそのライブ。
何の衒いもなくstone rosesを語れる三十路なところが君のとても素晴らしいところ。white houseもstone rosesもおなじまな板に乗っているんでしょう。
シンキチ 2008/03/03(Mon)23:16:00 編集
ストーンローゼズのこれは、「懐古趣味」とかそういう位相でではなく、けっこういいと思うんだよね(ただ、セカンドは「どうだろう」と思うけど)。なもんで、そうちょくちょくではないけど、折にふれそれなりの頻度で聴きかえしております。ライヴは、ニックケイヴもいっしょに行ったよな。

んでもって、「衒い」だけど、たしかにないねえ。つうか、あんま衒わなければならない要素も、なくないか? だって、おれ自信が「憧れられたい!」と主張しているわけではないし。それに、「憧れられなくっちゃ!」という部分は、何と言うかニーチェ的で……って、この話はここいらで止めておこう。

ホワイトハウスとストーンローゼズ、そりゃ「同じまな板」のうえさ。つうか、せまく「音楽」ということにかぎらず、おれのなかでは何もかもがいっしょくたになっている……まあ、それがいいことかわるいことかは、よく分からないけど。
はやし 2008/03/04(Tue)10:05:00 編集
これは記憶頼りでごく曖昧なのですが、たしかストーンローゼズの日本盤に付されていた歌詞カードは、"I gotta be adored"とうたわれてる部分も"I wanna be adored"と表記されていた、ような気がします。ゆえに、もしこの記憶が正しければ、カラオケ等の歌詞表示も"I wanna be adored"で押し切っている可能性が高いのではないか、と思われます。というか、日本盤の歌詞カードというのは、かなりいい加減なものが多いので、注意が必要です。
はやし 2008/03/04(Tue)10:10:00 編集
歌詞カードをろくに見もせず、スクリーンの字だけを見ていつもカラオケを歌っていたので、
最後のフレーズが
>I gotta be adored だとは、今の今まで本当に知りませんでした。
てっきり、I wana be adored かと勘違いしてました。
このフレーズ一つで、歌詞全体の持つ意味合いが凄く変わりますね。
ぷっつん大吉 2008/03/04(Tue)12:01:00 編集
ニーチェ云々は分からないから置いておいて。
懐古趣味ではないよ。
でも今のタイミングで持ち出すと微妙なアルバムですよね。
その系譜があまり見える形で生きていないから。

それをいいから聴くよと言い切れる。そしてそれに対して衒いが無い。
それが美徳です。

オレ最後の曲も好きなんだ。
I am the ......
そういえば先週くらいにイアン ブラウンが東京に来ていたような。
晋吉 2008/03/05(Wed)12:04:00 編集
ニーチェはかなり牽強付会すぎるんでどうでもいいとして、いま持ち出すとびみょうかね? たぶんそうした「びみょうさ」は、リアルタイムで知ってるからこそのびみょうさで、何にも知らん場合にはかなりすんなり受入れられるのではないかとも思われないでも……って、いや、そもそも「今の状況」というものをよく知らんから、何とも言えないな。

で、"I am the Resurrection"、あれは名曲でしょー。後半のちょっとジャムっぽくなるところとかの盛り上がりとかも、たまらんよね。つうか、イアンブラウンの来日、それはライヴ目的で?
はやし 2008/03/05(Wed)14:03:00 編集
ジャムってThe JAM?ポール・ウェラーってはやしさんに似てるよね。って言われても困るだろうが。
Sita 2008/03/05(Wed)14:54:00 編集
ええ! ポールウェラーに似てるなんて、はじめて言われた!(ちなみに、プライマルのボビーに似てると言われたことはある。そのとき、それを言った人に「どこが!」と言ったら、「何か、よれっ、としてるところ」と返されたんだけど、要はやっぱりシャブ中っぽいということか……)

で、「ジャム」って、じつはおれも書きながら「これがだとThe JAMにまちがわれるかなあ」といっしゅん思ったんだけど、じっさいには、俗に「ジャムセッション」と言われる「ジャム」のことでございました。
はやし 2008/03/05(Wed)15:05:00 編集
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