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何ともおおげさなタイトルをつけてしまったが、語学学習において大切と個人的に思っているポイントをまとめておこうと思う。

まず、何はさておき、どんな言語を習得するにしても、その文法構造をさいしょに学ばないと話にならない。そのさい、あまり文法(だけ)をだらだらやっても意味がなく(というか、『〜語4週間』などの本を、その書名を額面どおりに受取り、律儀に4週間かけて学習していたら、まずまちがいなく息切れしてしまう)、ごく簡便な文法書を1日を目安に終わらせてしまうべきだ。やや大鉈をふるって言えば、それぐらいのことが遂行できなければ、何か言語をものにすることなどとても覚束まい。もちろん、そうは言っても、1日のうちに全文法事項を完全に覚えてしまう、ということではなく、ごくあっさりとした概観を捉え、あとの細かな点はそのつど学んでいけばいい(そのためにも、簡便な文法書のほか、リファレンス的なそれなりに詳しい文法書も用意しておく)。

つぎに、その学習しようとしている言語でもともとは書かれた、韋編三絶するほどに読みこんだ翻訳書を用意する(もし、そういう「韋編三絶するほどに読みこんだ本」がないのであれば、まだその言語を学習する時は熟していない、ということだ)。そして、その翻訳書と、原文を比較対照しながら読み進める。たぶん、韋編三絶するほどに読みこんだ本であれば、ほとんど翻訳書を参考にせずとも、それなりに原書を読み進めることができるだろう。そして、その原書をも韋編三絶するほど読みこんでしまうのだ。

ただ、そうは言っても、そのような「韋編三絶するほどに読みこんだ本」はないが、何らかの理由である言語を取得しなければならない、という場合も多かろう。そんなときは、高山宏も『ブックカーニヴァル』ですすめていたように、ごくかんたんに読み終えることができるような薄い原書と、そしてその翻訳書を用意し、それらを比較対照させながら読み進めればいい。その場合、辞書をたんねんに引きながら、という進め方はせず、ある程度いきおいにまかせて、少なくとも5冊はこのやり方で読み切ってしまうべき、である。

こうした行程を経れば、まずたいていの言語はつつがなく読めるようになっているはずだ。あとは、その言語力を維持し、そして発展させていけるかどうかは、その言語でやらねばならぬことの逼迫度にかかっている。もし何らかの言語がなかなか身に付かない、という場合でも、嘆くことはない。たんじゅんに、その言語を学ぶことは、あなたにとって(まだ)それほど必要なことではない、というだけのことなのだから。

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