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それなりに定期的にここを見てくれている人からおれは、「ノイズやら何やら、一般受容性に乏しい音楽ばかり聴いている人」という認知をされているかもしれないが、おれがじっさいにいつも聴いているのは、じつはポップミュージックばかりである。

そんな、いつも聴いているポップミュージックを、思いつくまま紹介。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00000AFHM/hayashinoblog-22/ref=nosim   The Boy with the Arab Strap
Belle and Sebastian
(Jeepster Recordings, 1998)

めちゃんこ有名で、おれが名前挙げるまでもなくみんな聴いてるでしょ?という感じですが、それでもやはり、このアルバムのポップセンスと、そして全編にそこはかとなく流れる哀感には、やはり抗いがたいものがあります。それはそうと、「ベル・アンド・セバスチャン」ぐらい略さずにみんなちゃんと言ったらいい、と思う。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00028FOOC/hayashinoblog-22/ref=nosim   Thirteen Years in Noises
The Ecstasy of St. Theresa
(Rev-Ora, 2004)

ほんとうは1st(なのかな?)12インチであるPigment を挙げたかったんですが(こうした「12インチで4曲入り」というフォーマットは、ライドもよく出してましたけど、よかったなあ)、手に入りにくそうなのでこのベスト盤を。で、この聖テレジアの法悦、「チェコ出身」&「MBV and/or J&MCフォロワー」という言葉だけで片付けられることが多いように思うのですが、このベスト盤1曲目の、まさに「はじける」ような感じには、「もろ」だろうが何だろうが、ノックアウトされざるをえません。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000057ENO/hayashinoblog-22/ref=nosim   With Love From
The Hit Parade
(JSH Records, 1990)

いやあ、何つーか、ちょっとこっぱずかしいというか、何とも「甘ずっぱい」アルバムですが、もう駄々っ子のように「いいものはいいんだもん!」と言うしかないですね。ほんと、いい曲がたくさん詰まってます。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000073O1/hayashinoblog-22/ref=nosim   Stardust
The Sea Urchins
(Sarah, 1995)

上のThe Hit Paradeからの連想で、何かSarahものを、と思い、で、なかなかひとつに決められないので、初期のオムニバスShadow Factory にしようかと思ったんですが、入手が困難そうだったので、胸がつぶれそうになる名曲"Please Rain Fall"も入っているThe Sea Urchinsのこのアルバムを。Sarahのアーティストというのは一部をのぞいて、どうも「知る人ぞ知る」という感じになってしまってるのがもったいない。いつか、Sarahの全シングルレヴューとかやって、地道な布教に努めたいものです。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007OY474/hayashinoblog-22/ref=nosim   Motown Classics Gold
VA
(Motown, 2005)

モータウンは、ポップでいいアーティストがほんとたくさんいて、アルバムを挙げはじめたらそれだけで数枚はかんたんにいっちゃうんで、「おいしいところ」がぎゅっと詰まったこのオムニバスを。アーティスト名や曲名が分からずとも、誰もがどの曲をもどこかで聴いたことがあるはずです。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002U9W/hayashinoblog-22/ref=nosim   Atom Heart Mother
Pink Floyd
(Harvest, 1970)

「ピンクフロイド、しかも『原子心母』がポップだなんて、そりゃ無茶な」と思われるかもしれませんが、そう思われた方は、アルバムB面("If"以降)を耳の穴かっぽじってよーく聴いてみてください! 地味ながらも極上のポップセンスに溢れていることにかならずや気づくでしょう(とくに、"Fat Old Sun"のギターソロがしみる!)。もちろん、A面の"Atom Heart Mother"もすばらしいことは、言うまでもありません。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00000885T/hayashinoblog-22/ref=nosim   Baby Pop
France Gall
(Polydor, 1966)

フランス・ギャルは、3枚組のベスト盤(アマゾンでは見つからず)をかなりよく聴いていたのですが、単発アルバムでその音源を聴きなおすということを最近やっていて、それで、トータルでいちばん「いいな」と思ったのが、このアルバム。とはいえ、"Mes premieres vraies vacances"やら"Poupée de cire, poupée de son"やら"Jazz à gogo"やらの名曲がこれでは聴けず、それももったいない話なので、ベスト盤も挙げておきます。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000P46PL4/hayashinoblog-22/ref=nosim   Piero's Pleasure
Piero Umiliani
(Bella Casa, 2007)

フランスものが出たんだから、何かイタリアものでも……と思ったんですが、これがなかなかないんですよね、フランス・ギャルに匹敵するようなやつが(まあ、おれが知らないというだけなんですが)。つわけで、ちょっと趣きはちがいますが、一時期モンド文脈でMusica Elettronica が取りあげられていたこともあるピエロ・ウミリアーニの、スキャットまみれのL'Arcangelo を、と思いきや、現在入手できないようなので、入手が容易そうなこのベスト盤を。つうか、トロヴァヨーリやら何やら、いろいろ思いだしたけど、そこいらんへんはまた別途、ですね。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000E1NVJM/hayashinoblog-22/ref=nosim   Tangerine Dream
Kaleidoscope
(Fontana, 1967)

これは「ポップミュージック」というか、「ソフトサイケ」とかそういう文脈でよく知られてるアルバムですけど、そんな些末なジャンル分けなどどうでもよくって、ポップでドリーミーな曲がたくさん入ってます。ここいらへんも、関連音源がいろいろあるなあ。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000014RJ/hayashinoblog-22/ref=nosim   Casino Royale
Burt Bacharach
(Varese Sarabande, 1986)

バカラックは、3枚組ベスト盤The Look of Love も発売当初に速攻で入手して、それをニマニマしながら繰りかえし聴いてた口なんですが、単独作でのベストということであれば、文句なくこれでしょう。最近になってまた、アホみたいに繰りかえし聴いています。映画のほうも、ジェームズ・ボンド役にピーター・セラーズという意表をつきまくった配役からして、他の007シリーズとはまったく趣を異にする怪作でした。



というわけで、ね、ポップなもんばっか聴いてるでしょ?

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コメント
やっとこさ知ってるもんがいっぱい登場したから、嬉しか。

したたら
mom 2008/01/22(Tue)14:34:00 編集
結構意外なラインナップですね。別にはやしさんがぐちゃぐちゃなジャンク音楽や前衛音楽しか聴いてないとは全く思ってませんが、モータウンやベルセバ(って略しちゃいけないのか)は割と予想外でした。モータウンは僕も興味あるけどなかなか手が伸びてないところなので、そのVAは買おうかな。
あと、ヨーロッパ全体でのポップソングってそれこそセルジュゲンイズブールくらいしかしらないんで、これまたいい感じですね。それだけでエントリかいてもらってもいいくらい。
長谷部 2008/01/22(Tue)17:10:00 編集
したたら?
はやし 2008/01/22(Tue)18:34:00 編集
モータウンと、そしてベル・アンド・セバスチャンは、やはり意外であったか。でも、モータウン所属の各アーティストの曲はもちろんとして、ベル・アンド・セバスチャンのこのアルバムは、ほんとよくできてる、と思う(ぎゃくから言えば、他のアルバムはそれほど好きではない)。ともあれ、ここで紹介したモータウンのコンパイル盤は、ほんとお得なんで、ぜひ。

ユーロポップに関しては、しょうじきあんまいいもんがないんだよねえ。ここに挙げたフランス・ギャルにしたって、ゲンズブールの息がかかってるわけで、それとは無関係ではないし、ウミリアーニやらトロヴァヨーリやらは、じゅんすいに「ポップミュージックの人」というより、「映画音楽の人」だし。とはいえ、非英米圏のポップミュージックというのは、それなりにおもしろい分野ではあるんで、書くことが固まったら一文ものしたい、と思います。

で、「ベルセバ」という略称について、だけど、これはおれのいつもながらの偏屈さの発現であって、何となれば、「コンビニ」とかその手の略称も、精神的なひっかかりがそれほどなく言える/書けるようになったのって、ごく最近、なんだよね。だから、「ベルセバ」に関しても、たんに「個人的にはそうは言わない」というだけの話であって、他の人がどうこうということではない、ってことです(まあ、ここでの書きっぷりは、「他の人がどうこう」っていうものだけど)。
はやし 2008/01/22(Tue)18:43:00 編集
この中で一番意外だったのは、バート・バカラックでした。エルヴィス・コステロとのコラボなんてのも出していんだ。
Sita 2008/01/23(Wed)11:11:00 編集
訂正:出していたんだ。「た」が抜けた。ぺこりん。
Sita 2008/01/23(Wed)11:14:00 編集
バカラックは、ジム(オルーク)も"Eureka"でカヴァーしてたりして、あんがい「そっち系」(だからどっち!)からの支持も厚かったりするんで、おれとしては「それほど意外ではないかな」だけど、ともあれ、バカラックはどれを聴いてもほんとうにwell-madeなポップミュージックを聴かせてくれるので、安心できる。ただ、やっぱり、楽曲構造云々ということからではなく、おもにその音像という点から言って、昔のやつのほうがいいね。
はやし 2008/01/23(Wed)11:40:00 編集
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