いつもながら思うのは [雑]

「何でもできるぞ！」という状況がやってくると、じっさいは何もやらんもんだな、ということ。

これは、「何かやらねばならないことがあると、それとはちがう別のことがやりたくなる」というよく知られた命題のちょうど裏であって、何かほかに差し迫った「ねばならぬ」がないと、とりたてて「これ」といった「やりたい」ということも消失してしまう。

と同時にこれは、いままで何度もこのブログ上で手を替え品を替え語られてきたドライアウト、燃え尽きに相当すること、なのかもしれない。ゴムを引っぱりつづけ、しまいにはそれが切れたことにも気づかずにいたが、いまになってはたと気がついた、というか。

あるいは、これがいちばんありそうなことだが、たんじゅんに疲れており、それなりの緊張状態にあった心身が解き放たれると、やれることと言えば寝ることだけ、という、これまたよく知られた状態にあるだけ、なのかもしれない。

とりあえず、きのうのうちに降りつもった雪であたりいちめん白くなっている丘と曇天の空もようのはっきりしないさかい目のようなこころもちに線を引くところからはじめよう。