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日本時間19日の夕刻に成田着、そして年明け7日には早々にまたここに戻ってくるので、都合2週間ちょいの日本滞在ですが、それでも、何の本を携行するか、なかなかの問題です。
まず、何はともあれ持っていこうと思っているのは、
- Evert Willem Beth, The Foundations of Mathematics , North Holland
ここに目次を掲げてあるんでそれを見てもらえればこの本の「引力」がよく分かると思うけど、しょっぱなからケルゼンの名前が飛びだしてきてこちらの不意を突く。
おつぎは、以前紹介した「豪速球」のもの。
- Alasdair Gray, Lanark , Canongate
日本滞在中に読み切れるかどうか分からんけど、こういう気楽に読めるものは機内に最適ではないかと。
以下は、持ってくかどうか思案中のもの。
- Calixto Badesa, The Birth of Model Theory , Oxford
- Terence Parsons, Nonexistent Objects , Yale
- Édouard Bourciez, Élément de linguistique romane , Klincksieck
- R. Bradley and N. Swartz, Possible Worlds , Hackett
『モデル理論の誕生』は、このエントリでちょろっと言及したことのあるレーヴェンハイム=スコーレムの定理が、どのような背景のもと生み出されたのかということを追った労作。こういう、ひとつの定理の誕生するさまを丹念にトレースしたものはもっと書かれてもいいですね。
パーソンズの『非実在対象』は、抽象存在論の古典。いまではザルタの仕事があるとはいえ、依然として基本文献であることにかわりはないと思うので、イェール大学にはぜひペーパー版の復刊を希望したい。
「言語ヲタ」としては何か1冊言語ものをと思い、とりあえずブルシエのロマンス語梗概を考えているけど、パーリ語も捨てがたいかな、と思っている。
ブラッドリーとスワーツ(でいいのかな)の『可能世界』は、フォーマルな部分もきっちり押さえた「哲学的論理学」の入門書。「哲学的論理学」の本ってのは、「哲学」と「論理学」のバランスがむずかしかったりするんですが、この本はかなり理想的な塩梅になっております。
とかいって、日本にも読むもんはたくさんあったりするんですが。
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