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他の学科のことはよく知らないが、哲学科の大学院生というのは、授業やゼミに出ているとき以外は、たいてい部屋にこもって文献を読んでいる。それは、お世辞にも「あかるくすこやか」とは言えないような風景だ。そんな、ともすれば「じめっとしている」と言われかねない状況を、いかにして取り繕うか? 決まっている。アメリカンハードコアを爆音で流すのだ。
……そんな間違った思いこみに動かされて、昨日いちにち文献を読んだりノートを取ったりしながら流していたアメリカンハードコアたち。
The Crew 7 Seconds (Better Youth Organization, 1984) |
Walk Together, Rock Together 7 Seconds (Better Youth Organization, 1986) |
Suicidal Tendencies Suicidal Tendencies (Frontier Records, 1983) |
Damaged Black Flag (SST Records, 1981) |
Complete Discography Minor Threat (Dischord, 1990) |
これらのアルバムには、ひとつの例外もなく、中学生の初年度あたりで出会った。こうした音楽に出会うには、ちょうどいい年ごろだ。どのアルバムも、とくに付け足すこともないような「定番」だが、各バンドについてごく短いコメントを述べておく。
最初に挙げた7 Secondsは、そのポップな感覚にやはりしびれる。ただ、今回のように2枚立てつづけに聴いたりすると、ちょっと食傷気味になるので、いさぎよく1枚で止めておくべきかもしれない。
Suicidal Tendenciesは、いまあらためて聴いても、けっこういい。ギターがところどころジャジーなフレージングをかましたり、猪突猛進一辺倒ではない気配りが随所に見られる。
Black Flagは、このなかでいちばんUKハードコアに近い。つまり、いちばん無骨である。それでも、ギターやドラムの音質はアメリカン以外の何ものでもないのだから、おもしろい(当たり前、という話もあるが)。ゼミのクラスメート(このあいだ言及した人とは別)は、このBlack Flagのロゴマークの墨を入れていて、それがけっこうかっこいい。
Minor Threatは、やはり乗せる。バンドのフロントマンであったイアン・マッケイは、マイナースレット解散後Fugaziを結成し、いまではむしろそちらのほうが有名なのかもしれないが、おれはあまり好きではない。
どのバンドも、UKのそれに比べるとかくだんにポップでキャッチー。ぎゃくに言えば、ちょっと軟弱な感じがしないでもない(ただ、じっさいに喧嘩をさせたら、だんぜんアメリカ勢のほうがつよそうである)。
このノリで、今日はUKハードコア(ディスチャージやらケイオスUKやらディスオーダーやらエクスプロイテッドやらG.B.H.やら)を聴くか。
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