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つづき

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002NG9S2/hayashinoblog-22/ref=nosim Parallèles
Jacques Berrocal
(Alga Marchen, 2001[1976])

フランスの前衛トランぺッター、ジャック・ベロカルの1stソロ。ほんとうにひさかたに聴きましたけど、これはかっこよく、そしておもしろいアルバムですね。電子音とフリーミュージックとポエトリーリーディングとその他その他がぐしゃぐしゃにまざったアルバム。ヴァイナルB面は「ルッソロへ」と副題が付けられた曲にまるまる充てられている。ちなみにベロカルは、同郷のパスカル・コムラード、ピエール・バスチアン、そしてヤキ・リーベツァイトというものすごい面子といっしょに組んでアルバムを1枚出しております。

http://www.vinyl-on-demand.com/releases_detail.php?navid=7&ln=2&vorschau=&id=32 Archives 79-81
Maurizio Bianchi
(Vinyl-on-Demand, 2006)

言わずと知れたマウリツィオ・ビアンキの、こちらも言わずと知れたヴァイナル・オン・デマンドからの初期音源コンパイル盤。アマゾンで手軽に手に入るようなもので、かつマストなものはちょっとないようですが、初期のアルバム5枚(このボックスセットの入ってる5枚、ですな)はちょくちょく再発がかけられているので、見つけたら速攻買いましょう。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000006TDV/hayashinoblog-22/ref=nosim Cornology
Bonzo Dog Band
(EMI, 1992)

「ん? なにゆえにボンゾ?」と思われるかもしれませんが(おれも思った)、70年代のブリティッシュプログレ(いわゆる「カンタベリ系」というやつですね)に見られる「シュルレアリスム的ヒューモア」という文脈で登場します。んでもって、そっからザッパ、という筋書き。ただ、いまでこそノイズと言うとシリアス一辺倒だったり、さもなくば何かおっかないイメジだったりしますが、イギリスノイズ創成期の連中とか、どっか人を食ったヒューモア感覚が濃厚にありますよねえ。ともあれ、ボンゾのこのディスクは、オリジナルアルバム5枚がぎゅっと収められており、とてもお得です。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00000DCTJ/hayashinoblog-22/ref=nosim Super Ae
Boredoms
(Birdman, 1998)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005176M/hayashinoblog-22/ref=nosim Vision Creation Newsun
Boredoms
(Wea, 2001)

ボアダムズは、ノイズを扱った本のなかでは名前は挙るでしょうね。ただ、いぶかしいのは、ボアダムズを挙げながらハナタラシにまったくふれていないこと。アルケミーからの2枚(現在入手はきわめてむずかしい、かな)は、日本のノイズシーンを語るうえでやはり外せない音盤だと思うのですが。あと、ボアで挙げる音盤も、ノイズ文脈では1st2ndではないかと(以前はシミーディスクからこれらが2 in 1で出ていたのだけど、もう手に入らないのかな?)。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000F1HGVA/hayashinoblog-22/ref=nosim PINK
BORIS
(Southern Lord, 2005)

ボリスを挙げるなら、ほんとうは小文字のほうと大文字のほうの作品をそれぞれ挙げねば片手落ち、だと思うんですが(それに、ノイズ文脈なら小文字のほうが妥当なのでは、とも)、登場する文脈が「日本のロック」という部分なので、それはそれ、ですかね。いま挙げるなら、ロック的ダイナミズムも、ドローニッシュなエクスペリメンタリズムも、ふたつながら兼ね備えたメルツバウとの競演作Rock Dream ということになるでしょう。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000025SJ9/hayashinoblog-22/ref=nosim Filosofem
Burzum
(Misanthropy, 1996)

ブラックメタルとノイズってのは、やっぱり親和度が高いんですかねえ(とはいえ、Noise/Music でブラックメタルがふれられている文脈は、サタニズムとかそっち系の話で、あんま音がらみのことじゃなかったですが)。ともあれ、このバーザムの音盤は、おれもけっこう繰りかえし聴いている名盤ですが、ノイズリスナーも聴いてすなおにたのしめるのは、やはりWOLDだのVrolokだのということになるのではないかと。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000094FG9/hayashinoblog-22/ref=nosim Methodology
Cabaret Voltaire
(The Greay Area, 2003)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00002R0Q7/hayashinoblog-22/ref=nosim Red Mecca
Cabaret Voltaire
(Rough Trade, 1981)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000241NU/hayashinoblog-22/ref=nosim The Voice of America
Cabaret Voltaire
(Rough Trade, 1980)

キャブスは、とうぜん登場しますよねえ。ただ、いわゆる「ノイズ」というかまえで聴くと、ちょっと肩すかしを食うかもしれません(ちょうど、ホワイトハウスやらラムレーやらを聴き漁っていた、中学のころのおれのように)。じゃあ、どういうところがノイズに通ずるのさ?と言うと、一言で言えば、「インダストリアル」ということ、ですかね。まあ、この「インダストリアル」って言葉も問題含みなんですが……(あんま参考にならないかもしれないけど、いちおうこのエントリを)。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000009IOJ/hayashinoblog-22/ref=nosim Cartridge Music
John Cage
(Time Records, 1962)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000MRP31C/hayashinoblog-22/ref=nosim Imaginary Landscapes
John Cage
(Hat Hut, 1995)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000025RWV/hayashinoblog-22/ref=nosim Works for Percussion
John Cage
(Wergo, 1991)

ケージをノイズのラインで語ることは、じつはちょっと同意できないところがあるんですが、ともあれ、歴史的な文脈においてノイズを語るとなると、やはりふれざるをえないでしょう。しかも、これら音盤の、とくに1枚目「カートリッジミュージック」は、レコードプレイヤーのカートリッジによって日常聴かれる微弱音を増幅させた作品であり、のちのコンタクトマイクを用いたあまたのノイズミュージシャンの先がけを見ることは容易、ですしね(とはいえ、ケージのこの作品自体は、「増幅」と言ってもばりばりにされてるわけではなく、じっさいにこの音盤を聴くと「ん? 何か物音がしてるぞ?」程度だったりします)。ここに挙げられている他の音盤に関しても、「ノイズ」だなんだという文脈を無視してもすばらしい作品だと思うので(とくにImaginary Landscapes !)、ぜひ聴いてください(世の中、「イメージ」としてのケージだけが消費され、じっさいの音を聴いていない人があまりに多すぎる!)。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000654Z1O/hayashinoblog-22/ref=nosim Monster Movie
Can
(Liberty, 1970)

カン、というか、クラウト一般はノイズを語るうえで、感覚的には「外せない」と思いますが、よくよく考えると、どういう点においてそう思うのか、いまいち明確でなかったりします(Noise/Music においては、クラウトにおいてよく聴かれる「反復」というアスペクトを、「あの御仁」の理屈を引き合いに出して語っております)。が、ともあれ、カンの最初の4枚は必聴、ですよね。1枚だけ撰べ、ということになると、やはりTago Mago かな。つうか、何でカンのジャケって、いずれも、こう、「イケてない」んですかね?

つづく
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コメント
ありがとうございます。毎度、とても勉強させてもらっております。

"Works for Percussion"は、"She is Asleep"が印象に残っています。ところでこのジャケットの写真のオブジェ、『秘められたる音に』ですね。もしかして、コレもパーカッションとして実際に使っちゃってるのでしょうか(汗)
zzy 2007/11/23(Fri)03:37:00 編集
そうそう、そうなんですよ、ケージのやつのジャケ写、デュシャンなんですよね。で、ご存知のように、この作品の原題は"A bruit secret"と言って、直訳すれば「秘密の雑音に」(英語だと"For Secret Noise"かな?)というもので、それがゆえにHegartyはケージのこれを挙げたんじゃないか、と邪推してしまいますが(やや蛇足になりますが、"Noise/Music"での現代音楽の部分は、フリージャズの部分に負けず劣らず「概論的」で、思わず「もっと言うべきことがあるだろう!」とちょっともどかしくなってしまいます)、さておき、このオブジェってたしか振ると音が鳴るんですよね? ほんと、洒落ではなくじっさいに使っちゃってる可能性とか、否定できないですね。面識もあったわけで。

で、zzyさんのコメントはいつもthought-evocativeで(ところで、全然関係ないのですが、zzyさんの「zzy」は、じっさいに発音するとすればどのようになりますか? というのも、先日メールで読者のかたからのお便りをいただいたおり、そこでzzyさんのことが「じじいさん」と呼ばれていて、「失礼な! でも、たしかにそう読めなくもないな」と思ったもので)、こちらこそたのしまさせてもらっています。これからも問題的なり、「それはちとちがうんでないかい?」ということがありました、これからもガンガン発言してください。長文なんてのはむしろwelcomeですので。
はやし 2007/11/23(Fri)15:39:00 編集
2箇所ほど上記(もしくは、下記)コメントに関して訂正です。

「問題的」→「問題提起」
「ガンガン」→「がんがん」

2点目は、びみょうな訂正、ですが(さらに、いまとなっては「どんどん」のほうがよかったかな、という気もしている)。
はやし 2007/11/24(Sat)15:39:00 編集
こんばんは、ありがとうございます。
僕の名前については、自分でもどう読んでよいか解らないので、どのように発音してくださっても結構です。
ジジイと呼ぶ方もジジと呼ぶ方もジーと呼ぶ方もいます。

『秘められたる音に』、英語表記はたしか、"With Hidden Noise"ですね。
あまりエントリと関係のない話になって申し訳ないですけれど、むかし横浜美術館で見たとき、このオブジェは鏡の上に置かれておりまして、中空に不思議な物体が浮いているように見える展示のされ方をされておりました。
やはりというか、作品には手を触れることは出来なかったので、実際に振って音を聴くことも出来なかったのですけれど。
そういえば、デュシャンはこのような「網膜的効果」からできるかぎり離れようとしていたはずだったように思います。デュシャンの本懐についてはともかく、美術館のこのような展示の仕方が意図的なものかどうかも確認できなかったのですけれど、現代において『秘められた音に』という作品は二重三重の意味において秘められてしまっているんだなぁと感じました。

それから、反復についての話をするなら、クラウトで語るよりミニマル音楽のほうで語ったほうがやりやすいように思いました。
zzy 2007/11/24(Sat)19:07:00 編集
ああ、なるほど、zzyさんの名前の発音については、それなりに任意でいいわけですね。ぼくは、もしzzyさんの名前を口に出す機会があるとすれば、いちばん愚直に「ぜっとぜっとわいさん」と言うと思うので、「じじいさん」説にはちょっと感じ入りました。というか、しょーもないことをお聞きしてしまって申し訳ない。

で、「秘められたる音に」の英訳は、withを使ってるんですねえ。たしかに、フランス語のa(じっさいはアクサングラーヴ付き)には英語のwithにあたる用法もあるので、そう言われればそうだな、ですが、こちらにwith的発想がなかったので、新鮮でした。

横浜美術館の「秘められてる音に」の展示に関しては、この作品は下部にも文字が刻んでおり、それを見せられるような苦肉の策、だったのかもしれませんね。ただ、とはいえ、その光景を思いえがいてみると、なるほど、たしかにデュシャンにはそぐわないような気がする。ともあれ、こういう作品はレプリカでも何でも作って、じっさいに振れるように展示してほしいもんです。デュシャンだってそういう挙措には、取りたてて不快感を示しますまい。

反復については、そうですね、ふつうの文脈だともちろんミニマルミュージックをレフェランとして出すのが適当なのでしょうが、ノイズ文脈だとクラウトの「電気増幅音+反復」という合わせ技をもって済ませる方図でいいかな、とも思います。もっとも、そもそもノイズを「反復」という相で(専一にではないにせよ)語っていいものか、というのは、議論があるところかと思います。
はやし 2007/11/25(Sun)19:26:00 編集
評価以上に綺麗な商品で大満足しています。
またカナデのプレゼントもありがとうございました。
手書きのお手紙も、温かみがあって良かったです。
配送会社を指定できたのも、非常に良かったです。
一つ注文を添えるとしたら、HP上にはシリアルNOが載っていますが、素人には商品のどこにシリアルNOが印字されているのが分かりにくいので、明細書に記入されている場所が書いてあれば、さらに本物の証明として安心が出来ると思います。
信頼出来るお店なので、また機会がありましたら、是非、利用したいです。
ブルガリ時計 URL 2017/10/08(Sun)04:32:34 編集
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