借り本 [本]

何か今日は更新が多くないかって？　いや、まあ、えーと、そのう。

• René Descartes, Meditations on First Philosophy , Cambridge
• René Descartes, Œuvres et lettres , Gallimard
  認識論ゼミでリーディングマテリアルに指定されたので。んでもって、英訳はオンラインでもあるとはいえ、PCの画面である程度の長さのものを読むのはいかにもつらいので（プリンタもまだ返ってきてないし）、一番新しそうなCambridge版と、これには「反論と返答」が一部しか収められていないので、原語版著作集を。デカルト（に限らず、古典的哲学者）というと、名前を聞くだけで何だか分かったような錯覚をいだきがちだけど、なかなかどうして、改めてそのテクストとじかに向きあうと、やはり一級品であることを再認識させられます。
  
  
• Robert MacOnie, The Works of Karlheinz Stockhausen , Marion Boyars
• Karl H. Wörner, Stockhausen , Univ. of California
  先日「気になる本」として挙げたシュトックハウゼン本を、今日借りてきた。部屋に帰ってきて、じっさいに彼の音楽を聴きながら、Wörner本に載っている彼自身の解説や、MacOnie本の詳細窮まる分析を読むというのは、かなり「至福」に近いものがあります。時間があれば、Klavierstücke 全曲聴き通しとかしたいなあ。
  
  
• David Cope, New Directions in Music , Waveland
  これも上記「気になる本」で挙げたやつですけど、ほんとこれはいい本ですよ。日本でもどっかが版権取って翻訳出せばいいのに。それだけでも、今現在はもっぱら「記号的」にしか流通していない「現代音楽」も、もうちょっと実体をともなった受け取りがなされる機縁になると思うんだけど（とか言って、もうどっかが出してたりして）。ともあれ、巻末のCDリストを眺めながら、学校の図書館のメディアライブラリにアクセスして、「借出し予定リスト」をこさえたりしています。

さて、本読みに戻るか。