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何だか眠れないので、掘り出し本のつづき。

  • 田中純, アビ・ヴァールブルク, 青土社
    日本語でヴァールブルクに関する本と言えば、この田中純のものか松枝到のものになると思うのだが、松枝本が現在入手困難であることを鑑みると、ヴァールブルク本としてはこれが唯一のもの、なのかもしれない。それは、暗澹とするほど貧困な状況と言わざるをえないが、ともあれ、これらの本をかたわらに、ディディ=ユベルマンの『残存するイメージ』を耽読したい。

  • William J. Mitchell, The Logic of Architecture , MIT
    The City of Bits はちょっと「どうなのよ?」という気がしないでもないが、現在、建築論/都市論/ランドスケープ論を云々する上ではミッチェルはやはり外せないだろう。そのなかでも、この『建築の論理』は徹底してドライに、建築のシンタクスとセマンティクスのせめぎあいを描きだす。参考文献にタルスキの名前が挙がってたりなんかして、「またまたぁ」と思いつつ、やはりたのしくなってくる。

  • Edmund Landau, Grundlagen der Analysis , AMS
    ほとんど「詩」と化体した数学書。じっさいに、「解析の基礎」たる実数論が、ペアノの公理系を出発点に繰広げられる。

  • Herbert Spiegelberg, The Phenomenological Movement , Kluwer
    型通りブレンターノから書き起こし、そして宗祖フッサールを経て、各地に「現象学」が「散種」される様子を描いた一大絵巻。翻訳はあるけど、巻で約15,000円というどえらい値段なんで、古本ででも英訳本を買ったほうがよいと思われます。

  • Peter Sloterdijk, Critique of Cynical Reason , Univ. of Minnesota
    ブーヴレスの『合理性とシニシズム』を読んで、こりゃネタ元も読んどかなきゃな、と思い購入するも、放っておいたもの。さっき、冒頭をちょっと読んでみたけど、何を言ってるかよく分からんですな。原書はもちろんドイツ語。翻訳あり

  • Victor J. Vitanza, Negation, Subjectivity, and the History of Rhetoric , SUNY
    随所に、必要以上にもったいぶった書き方が見られて、そこでまず身構えてしまったりするのだが、面白そうは面白そうな本である。以前、「ハイデガーの言語戦略」ということについて、メショニックのLe langage Heidegger を読みながら考えたことがあるので、この本のハイデガーの章だけでも目を通そうかと。
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