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短い時間ではあったけど、ささっとブラウズ。

  • 日本数学会, 数学辞典 第4版 , 岩波書店
    はい、買いましたよ。やっぱり、こういう辞典/事典はいいですねえ。取り立てたる目的もなく、ただそぞろに紙中をさまようというのは、この上なく甘味なものであります。この版からCD-ROMもおまけで付き、それには第3版のPDFも入っていて(もちろん、第4版のも入ってるです)、それとの照合もできる、というのも、ポイント高し。まあ、じっさいに見比べることはないかも、ですが。

  • ハンス・ミヒャエル・バウムガルトナー, カント入門講義 , 法政大学出版局
    それなりに名高い、バウムガルトナーの純理入門本。ざっくり目を通してみたかぎり、かなり大鉈をふるっていて、そこがあの大著への導きの書としてはけっこういいポイントだよな、と思ったりしてます。

  • Peter Komjath et al., Problems and Theorems in Classical Set Theory , Springer
    これは、欲しかった本なので、掘り出せてよかったであります。本の体裁は、各章の最初にごくごく簡単なまとめがあって、そのあとに問題がつづき、それら問題に対してかなり詳細な解答編がつく、というもの。集合論を自習するさいの問題集として最適、なのではないでしょうか。

  • Ian Hacking, The Emergence of Probability , Cambridge
    ハッキング「確率論の哲学」三部作(とおれが勝手に呼んでいるもの)の第1作。何だかんだハッキングで「ちゃんと読んだ」と胸をはって言えるものは、せいぜい『言語はなぜ哲学の問題になるのか』(必読文献)ぐらいなものなので、がっつり読んどきたいものです。あと、『何が社会的に構成されるのか』も読みたいですねえ。

  • Hans Ruesch, Slaughter of the Innocent , Sling-Shot
    無垢なるものたちの殺戮。動物はいっぱんに、もの言うことができないがゆえに、なおさら、それらは慎重に扱われなければならない、と思う。この本は、そうした「もの言えぬ民たち」が「動物実験」という拷問を受けている様子をルポして、それなりの反響を巻き起こした。読書中のBGMは、もちろんこれ

  • Stephan Körner, Kant , Penguin
    以前紹介したことのあるケルナー『カント』の原書(なのかな?)が安く出ていたので保護。こういうのは、日本語で読むのと、違う言語で読むのは、けっこう印象が違ったりするので要注意、です。

  • Michael Losonsky, Linguistic Turns in Modern Philosophy , Cambridge
    以前気になる本エントリで挙げていたのを入手。現代哲学の言語論的転回を、古代からの言語観/哲学観から振り返りつつ論述、といった趣の本で、じつに勉強になりそうであります。とりあえず、「フレーゲとチョムスキー」という章節が目に留まったので、そこを読んでみよう。

  • Noam Chomsky, Knowledge of Language , Praeger
    というわけで、チョムスキー。この本は、チョムスキーのまさに「原理論」とも言えるべきもの、だと思う。いまだ翻訳がないらしく(それとも、それとは分からぬ訳書名になっているのかな?)、余藝ばかりが訳される昨今の出版事情を観じて嘆息。

  • Richard M. Martin, Logico-Linguistic Papers , Foris
    同名書としてはストローソンのものが有名でしょうが、この、現在では書誌情報すらアマゾンには入っていない1冊は、なかなかおもしろげなにおいがぷんぷんしています。扱われているトピックは、メタファー論やらカリー論やら虚構言表論やら抽象対象論やらパトナム論やら、と言えば分かっていただけるでしょうか?

  • Ch. Perelman (ed.), Philosphie et Méthode , Université de Bruxelle
    この本も書誌情報なしだけど、ゲルーとかアルキエとかルフェーブルとかセールとか、それなりの有名どころが集まって発表したり、議論したり、けっこう読みどころがありそうな本です。

  • Lucio Colletti, Le déclin du marxisme , PUF
    『マルクス主義の衰退』という題のこの本が出てから、じっさいにそれが「没落」するまでけっこうな時間が要ったわけですが、そうした「予見」は当然のことながら、このときから(というか、相当以前から)なされていたわけです。この本は、裏表紙の惹句にあるように、「ポパー・ケルゼンとともにマルクスを読む」なんてことが書かれていて、そういう試みは、マルクス主義が衰退しようが没落しようが、そうしたこととは関係なくおもしろげなものであるので、読み、です。
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