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ジャンル分けというのは便利な一方で、そうしたジャンルに分けられていなければ聴く機会もあったであろう人を遠ざけてしまうといった、あまりよろしくない事態も引き起こしてしまう。とくにそれが、ごくマイナーなジャンルに分けられている場合、そうしたマイナーなジャンルに分けられていなければ、もう少しひろいリスナー層に受け入れられそうなものもあったりするので、もったいない。

今回は、「え、これって〜なのか?」と音源を聴きながら頭の上に疑問符が5つぐらい浮かんでしまうことの多いブラックメタルものから、4枚のおすすめ盤を紹介しよう。

  • Joyless/Wisdom and Arrogance
    Forgotten Woodsというブラックメタルバンドのメンバーが結成した、「ブラック」どころかメタルでもなんでもない女声ポジパンバンド。1曲目はけっこうくさめのロックっちい感じで、スージーアンドザバンシーズ、なんて名前も思いうかんだりするが、ことによったら4ADあたりから出ていてもおかしくなさそうなサウンドが展開されたりもする。何だか変な方向にテンションがよじれた感覚がいい。(購入は、Obeliteration RecordsのBlack Metalセクションから)

  • Lifelover/Pulver
    どうしてもバンド名がLifeoverに見えてしまう人生愛好家のファースト(かな)。非常に微妙なテイストのヘヴィロックサウンドに乗せて、ヘロヘロ、と形容するしかないヴォーカルが浮遊する。エコーのかかり具合もグッド。ピアノが入ってる曲とかもあるんだけど、これがまた何とも言いがたいヘンテコリンな風味をかもしだしていて、いい。(購入は、Obeliteration RecordsのBlack Metalセクションから)

  • Emit and Vrolok/Split
    「いかにもブラックメタル」という瞬間もたしかにあるけど、こういう音はおおむね「ノイズ」と言われているものでしょう。ナースウィズウーンド好きとかは、ぜひ。(購入は、Obeliteration RecordsのBlack Metalセクションから)

  • Tjorgtjar/The Tjorgtjar Mass
    これは、音的にはいわゆる「ブラックメタル」に分類されても全然おかしくはないブツなんだけど、ヴォーカルが長谷川裕倫(あぶらだこ)を髣髴とさせてしようがない。それ以外にも、くっさくさな激メタルギター(タッピングなんてひさかたぶりに聴いた!)が唐突に闖入したりと、聴きどころは色々あり。(購入は、Obeliteration RecordsのBlack Metalセクションから)



と、こう紹介してみると、「もう少しひろいリスナー層に受け入れられそう」と言っても、あるマイナーなジャンルの音楽が、またべつのマイナーなジャンルの音楽としても聴きうる、という、どうしようもなくせまい世界の話であるような気がしてきたな。

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