古本屋でかかってたスラッジとか、聴音日記 [音]

古本屋でかかっていたスラッジを入手したので、それの報告がてら、聴音日記。

Drull Goatsblood (Willowtip, 2003)

つうわけで、古本屋でかかっていたスラッジを入手しました。ただ、古本屋でおもにかかっていたのは、この2ndではなく1stだったようで、ヴォーカルが「ぎゃーぎゃー」言ってて、古本屋で聴いた「ぐおぐお」言ってる感じではなく、ちょっと残念。とはいえ、あらためて家で聴いても、非常によい出来。おすすめできます。にしてもこの手のバンドって、"goat"って付くの多いですよね。

Dopethrone Electric Wizard (Rise Above, 2000)

ゴーツブラッドのスラッジーな音を聴いてたら、無性にエレクトリックウィザードのこれが聴きたくなってきた。いやあ、これはやっぱほんとかっこいいわ。ゴーツブラッドは、あんま草っぽい感じはしないんだけど、エレクトリックウィザードはもう、モックモクだもん。まあ、それが「スラッジ」と「ストナー」の違いだ、と言われればそれまでなんですが。それに、どっちがいいだのわるいだの、という話でもないし。

Volta Björk (One Little Indian, 2007)

ビョークは、いつもながら「可もなく不可もない」という感じだなあ。まあ、ふだん「とっぱずれた」音楽ばかり聴いているので、この手のものはそういうふうに思いがち、なのかもしれないけれど。ただ、ここ何作かのなかでは、真正面からポップだったりするので、聴いてるうちに好きになってくるかも。とはいえ、ビョークを聴くんだったらおれはシュガーキューブスの1stを聴いちゃうな。

Misanthropic Isolation Striborg (Finsternis Production, 2000)

BorisやSunn 0)))などを擁するSouthern LordのコンピDarkness Knows No Boundaries に収められている録音を聴いて、そのミックスのあまりの調子っぱずれなところにやられたStriborgのたぶん2nd。Southern Lordのコンピでは、もたつきながらブラストするドラムに、もはや何を弾いてるのだか分からないギターがシャリシャリしているなか、あまりにも音像の近いヴォーカルが乗るというものだったが、このアルバムではちょうどそれとは逆に、どうも打ち込み臭いリズムとシャリシャリギターに、遠くのほうでヴォーカルがわめいている、という代物。いずれにせよ、これはけっこう要注意ですよ！