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ドゥルーズはその最晩年、『マルクスの偉大さLa grandeur de Marx 』という本を書こうとしていた/書いていた、と言われる。というか、自らディディエ・エリボンにそう語っている(Deux régimes de fous 所収のインタヴュ参照。邦訳は『狂人の二つの体制』下巻、かな。12月26日追記:何か、『狂人の二つの体制』にはこのインタヴュは収められていないようだ。で、一体おれはこの情報をどこで知ったのだろう、と調べてみると、こういうページを見つけた。『マルクスの偉大さ』についてのあれやこれやを知りたい場合、おれのこのエントリを読むより、このページを見たほうがよほどいいような気がする)。
今日、出掛けたついでに、久しぶりにフランス図書に寄ったら、L'Herneからべべべっとデリダの本が出てた。
どういう領域であれ、入門書と専門書をつなぐ「あいだ」の本というのは、なかなかない。それがとくに、数理的フォーマリズムにその理論構成を大きく負っているようなものだと、「入門」と「専門」の径庭というのは隔たるばかりだ。
何が? 永遠が……というベタなボケは措いておいて、見つかりました、『ベイズ統計と統計物理』。やっぱり、持ってた。
三中せんせの覚えもきわめて麗しい本なので、これはマストリードだ!
つわけで、今日の電車の中での読み本にしようと思います。この厚さだったら、行き帰りで読了、かな。
このブログでもたびたびネタ元として参照してきた雑誌Multitudes を、改めて紹介する。
この雑誌は、ネグリなどによって刊行されていたFutur Antérieur の跡を継ぐものであり、狭く「政治」にとどまらず、広く「文化」と言われる全域を扱う「総合誌」と言った趣である(日本で言うと、『現代思想』、『情況』あたりを思い浮かべてもらえれば話が早い)。現在その編集主幹にはアルチュセールの遺稿管理人としても知られるヤン・ムーリエ=ブータンが就いている。また、ごく最近の号で、まだデジタル化が済んでいないもの以外は、全文がウェブ上で読める。
以下に、Multitudes 自身による「Multitudes 紹介」の文章を訳しておく。
使える弁証法田坂広志
三省堂で発見し、手にとってちょっとパラ見しただけなので、こう言うのは暴言になるかもしれませんが、これ、「トンデモ」の類ではないでしょうか? だって、表紙に書かれている惹句を見てくださいよ、「ヘーゲルが分かればIT社会の未来が見える」ですよ? しかも、少し読んだ限り、あんまりヘーゲルも、そして弁証法も関係ないような気も……。
とはいえ、滅法気になりはするので、いずれ買って読んじゃうかも知れません。続報を待て。
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