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ここを定点観測している人のなかで、最近「買った本」とかいうエントリが少ないなあ、と思っている方もおられるかもしれない。
じっさい、最近それほど本を買っていないから、ゆえに「買った本」というエントリの上げようがない、という事情もなきにしもあらず、なのだけど、それよりも、買いはしたけど、わざわざここで紹介するには及ばない、という買い本生活を送っている、というのも、また事実。
そんななか今日は、ひさかたにアマゾンから本が届き、それらは、まあ紹介してもいいかな、というような本なので、買い本エントリをば。
光村図書から出ている「児童文学の冒険」誌『飛ぶ教室』2007年冬号所収のバリー・ユアグローとの対談で柴田元幸が「いわゆる『児童文学』に出てくる大人には『内なるこども』が欠落していて、そこに違和感を覚えることがある」と発言しており、おおいに頷いた。
曽我部恵一という人、およびその彼がやっている(いた?)サニーデイ・サービスというバンドについては全然知らないのだけど、中原昌也との対談がものすごいことになっている、という話はいろんなところでつねづね聞いていたので、あまりいい印象を持っていない雑誌「クイックジャパン」第9号をわざわざ買い求め、読んでみた。
とりあえずダメットの『形而上学の論理的基礎』とかブラックウェルのメタフィジリーダーとか読んでます。
わたしが、この『うわさのベーコン』について、小説ではなく「小説」と「」をつけて説明したのは、それが、実際のところ、小説とは呼べないものだからです。では、いったい、この本をどんなジャンルに押しつければいいのか。それは、わたしにもわかりません。いや、たぶん誰にもわからないでしょう。
(……)
確かに、わたしは、よく、マンガとか、理論物理学の教科書とか、特殊な語学書とか、ほとんど文字の書かれていない裸ばかりの写真集について書きながら、また当然のことながら文学なのだが、というような書き方をしてきたので、また例によって、なんでも文学にしてしまういつもの病気が出たのだ、と思われたかもしれません。
しかし、わたしは、この「小説」に関しては、注意深く、文学と呼ぶことは避けていました。というか、はっきりと、こう書きさえしたのです。
それは、文学ではありません、と。
高橋源一郎『ニッポンの小説』pp.153-155
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