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みーさんが本腰入れて再読本のリストのなかで、アナーキズム関係の書籍をぞぞぞっと挙げていて、いや、アナーキズムって気になるし何かキャッチーな印象は受けるんだけど実際はおれ全然よく分かってないよな、とあらためて思い、今日図書館のアナーキズムセクションで本をチェックしてきた成果。

  • No Gods No Masters (Daniel Guérin et al. eds., AK Press)
    アルチュセール他著の『資本論を読む』初版も出していた「フランスの左翼系出版社と言えばここでしょう!」なMasperoから4巻本で出ていたNi Dieu, Ni Maître(現在は2巻本としてDécouverteから)の翻訳が、「イギリスの左翼系出版社と言えばここでしょう!」なAK Pressから。ゴールドマン、クロポトキン、バクーニン、プルードン、シュティルナーなんかの「元祖アナキスト」たちの文章をくくくっとコンパイル。おれは前述のMaspero版しか持ってませんが、けっこう便利です。

  • Reinventing Anarchism, Again (Howard Ehrlich ed., AK Press)
  • Twenty-First Century Anarchism (Jon Purkis and James Bowen eds., Cassell)
  • Changing Anarchism (Jon Purkis and James Bowen eds., Manchester Univ. Press)
    クロポトキンだのバクーニンだの、そんなカビ臭いもんなんて読んでらんないよ!というあなたには、これらの現代アナーキズム論集を。新しさ的にはChanging... (2005)、Twenty-First... (1999)、 Reinventing... (1997)という感じで、おれがぱらぱら見て受けた印象でのオススメ度はReinventing...>Changing...>Twenty-First...という感じ。

  • Max Weber and the Culture of Anarchy (Sam Whimster, Palgrave Macmillan)
    アナーキズム論集のちょっと変わり種。まあ、変わり種、というか、ふつうに考えれば死ぬほど真っ当な組み合わせなんだけど、そうした「真っ当さ」が「変わり種」に見えてしまうアカデミズム、というか、出版業界のゆがみ、って大袈裟なんだよおい。ちなみに、あんま面白くなさそうでした。

  • Anarchism (Colin Ward, Oxford)
  • Anarchism (Albert Meltzer, AK Press)
    ここからはアンソロジーではなく、単著を。で、上記2冊はいずれも薄くって、1時間もあれば読めてしまうような入門本、のような感じ。ただ、1冊目の「オックスフォードすごく短い入門シリーズ」のやつは、間違いなく「入門書」なんだけど、2冊目のAK Pressからのやつは、ちょっと一癖ありそう。まあ、どっちも安いもんですし、買うなら両方買っちまいましょう。

  • Anarchism (George Woodcock, Broadview Press)
  • Anarchism (Daniel Guérin, Monthly Review Press)
    「ちょっと本腰入れてアナーキズムの勉強をするかな」という場合は、上記2冊なんかどうでしょう? とくに、色々とアナーキズムのがっつりした解説本があるなか、ウッドコックのやつが一番オーセンティックかつ新しめ、な感じでした。ゲランのやつはチョムスキーが序文書いてます。原書至上主義な人は、こちらのフランス語原版をどうぞ(品切れだけどな)。

  • Postmodern Anarchism (Lewis Call, Lexington Books)
    やっぱりあったポストモダンアナーキズム。でも、なかなか面白そう。とくに、ギブスンとスターリングを扱った第4章なんていいんじゃないかな。ペーパーバック版があれば即買いなんだけど。

  • Demanding the Impossible (Peter H. Marshall, Fontana Press)
  • Anarchisme et Modernité (Olivier Meuwly, L'Age d'Homme)
  • Histoire de l'Anarchisme (Jean Préposiet, Tallandier)
    アナーキズムの歴史本を3冊。なかでも一番よさそうなのが『不可能を求める』というシチュアシオニスト的タイトルの1冊、だが、どうやら絶版の模様。ふんとに見識ないネ! で、仏文2冊は、その名も『アナーキズムの歴史』がぶっとくて(510ページ)新しい(2005年刊行)んだけど、なぁんか魅力を感じなかった。買うなら『アナーキズムとモデルニテ』のほうだな。

  • Immediatism (Hakim Bey, AK Press)
    最後に、題名に「アナーキズム/アナーキスト」と冠してはいないけど、紛れもなくアナーキスト本というのを2冊。で、これは、T.A.Z. でお馴染みのハキムベイによる「直接主義」のマニフェスト。「早わかり・存在論的アナーキー」を巻頭に所収。T.A.Z. も含めてここで全文読めます。

  • The Possibility of Cooperation (Michael Taylor, Cambridge)
    版元を見れば一目瞭然なとおり、このセレクションのなかでもっとも「アカデミック」な1冊。アナーキズムの必要条件とも言える「自然な恊働」というものは果たして可能か?ということを、ゲーム理論的なお膳立てでギチギチと問い詰める。ぴろぴろっと流し読みしたかぎりでは「理論的にはいけそう」という感じだけど、でも、「理論的に可能」なことと「実践的に可能」なこととの間には百万光年の隔たりがあったりする……って、ちゃんと読んだら「やっぱアナーキズムはダメだ、わはは」という本だったりして。邦訳はこちら
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おおおおおお!!!。参考文献リストありがたい。とおもったらはやしさんほどの語学力を持たない私にとって洋書は嫉妬対象でしかなかったりしてw。
で、はやしさんが言っていたアナルコキャピタリズムや複雑系とかをかじってみて、やっぱりアナーキズムは押さえておく必要あるかなと思った。
アナーキズムって無政府主義とも訳されるけど、政府がいない自由な社会ってことはやり放題な無秩序が支配する秩序的な社会ってことかなあとか、そのへんは複雑系にも刺激されたんだけど、「カオスという秩序」が支配しているとか複雑系関係者が言うわけ。まだいまいちピンとこないのだけれど、火のないところに煙が立つ(創発特性てきなやつ)この世界の表現方法としては意外に的をえていたりと期待半分って感じですかね。はやしさん留学だもんなあ。うらやましー。おいらも環境変えようかなあ。あっ、金がない。w
みー 2006/12/08(Fri)15:06:00 編集
はやしさん、お久しぶりですね。(笑) 忘れられると困るので、ネタでも書いておきます。
神戸の震災のとき。まともに震災にあって、命からがら逃げたときのはなし。
当時、N(徒歩で私の住居まで時間をかければ来れる距離です)という震災地区に住んでいらしたカチョ−殿と私の対立は激しく、結構お互い険悪な仲。
このかちょー殿は、武闘派で、マンションの屋上で本刀の真剣を振り回して、自己を鍛錬しておられたそうですが(これって、銃刀法違反では???)、それを聞いて、彼の頭の悪さ、仕事上の作戦の無さ、部下に強要する突撃玉砕主義とを総合して「帝国陸軍」なる結構なあだ名を私は彼に差し上げていました。しかし、私のシンパの2名にだけは、このあだ名は大うけしたものの他の人には一切通じずでした。
震災にあって、命からがら神戸地区から脱出して、カイシャで、「「帝国陸軍」憲兵隊長殿に、震災のどさくさの中で、俺は井戸に投げ捨てられて殺されるかと思ったよ」、って言ったら、その二人にはさらに大うけしたのですが、他の人には、「帝国陸軍」という命名よりさらにチンプンカンプンみたいで、きょとんとしておられました。

そんな話とは別に、今日から、神戸ルミナリエ始まります。
<a href="http

勿論神戸は、跡形なく復興しています。
ルミナリエは、完全に客集めと化してますが、元々は、震災の鎮魂と神戸の復興を祈って、てのが趣旨だったんですね。
行くと、当時の惨状を思い出して、今でも涙が出ます。
ルミナリエに行って、目がウルウルしている奴がいたら、それは、すだれです、っていっても、晩だし暗くて分からんよな。w
すだれちゃん 2006/12/09(Sat)10:45:00 編集
一行、書き忘れです。
その度に、思います。人の記憶って一体、何なんだろうと。
ドゥルーズやらベルクソンを読まないと・・。
これは、どういう訳か、気になって仕方がない問題です。
すだれちゃん 2006/12/09(Sat)10:55:00 編集
昨年、現代書館のフォー・ビギナーズ・シリーズでイラストを多数描いておられた貝原浩という画家(絵師)が58歳でなくなられました。その中で、出色なのが、「大杉栄 文・竹中労 え・貝原浩」文もええが、イラストも唸るぐらい魂こもってます!
アナーキズム関係も何冊かあります。


それから、すだれちゃん 様
私の大学の後輩も、神戸の大震災でオンボロ下宿が倒壊して(私の知ってる学生は、たいがい学生は家賃2万、3万のあばら家に近い下宿生が多かった)そのうち何人かは脱出できずに、延焼にによって死んじゃいました。声は聞こえるので、生きてるのは確認できるのやけれど自力・他力でも脱出できないため火災のために焼死してしまいました。
そういうもんだ(カート・骨ガット)

震災復興で印象にのこっているのが、神戸ハーバーランドも地面めちゃくちゃなところで、小曽根真が市民激励のために、何十年かぶりでハモンドオルガンを情熱をこめ弾いていたジャズコンサート。こういうとき、アーティストは、人々を励ます表現手段を持ってるというのは素晴らしいです。そやから、ルミナリエのキンキラキンは苦手です。
ジャック・どんどん 2006/12/09(Sat)21:26:00 編集
みーさん、いや、おれもね、できれば日本語文献を充実させたかったんですけど、いかんせん場所的な制約があってこういうリストしか出来ませんでした。まあ、現物を読むことがなくても、何となく傾向というか、アナーキズムをめぐるいまの流れみたいなのが少しでも伝わればな、と。

で、複雑系とのからみで言うと、やはり「自己組織化」、つまり、自生的秩序って話が重要になってくると思うんですが、このエントリで紹介したテイラーさんの研究によると、何らかのオーガナイザがなくとも、互いに協力しあいどうにかやっていくメカニズムというのは十分可能だ、とのことなんですが、ただ、エントリ中でも「ゲーム理論的なお膳立て」ということで示唆したとおり、標準的なゲーム理論ではプレイヤーの(それなりの)合理性というのを仮定していて、実際の適用可能性ということを考えると、ここがかなりネックになってくるのではないか、と思います。だって、おおかたの人は合理的でも何でもないもの。要するに、複雑系がらみの話で、そのエージェントがこと「人間」の場合、やはり色々むずかしい面があるよなあ、ということです。

で、留学、ですけど、たしかに環境を変えるってのはそれなりの功徳はあったりするんですが、でも、本質的には、その場にいながらにして全然ちがう「場」に身をおく、ということもあると思うので、その線でどうでしょう。「脳内留学」というか。って、微妙にドゥルーズ=ガタリ風ですが。
はやし 2006/12/10(Sun)04:17:00 編集
すだれさん、「おひさしぶり」っつったって、各所で相見えてるではないですか。ともあれ、ここではおひさしぶり、です。

で、そのカチョー殿、たしかにずいぶんな「帝国陸軍」っぷり、ですね。とくに、屋上で真剣振り回してるってのがすごい。そんなん、逮捕でしょ逮捕。

ルミナリエ、いまはほんと、鎮魂と復興祈願なんてヴィジョンはどこへやら、ですよね。そういう、初発のヴィジョンがすっ飛んで、徐々に形骸化していくというのは、何も日本に限らんのかも、ですが、何か「日本的スペクタクル」の一典型のような気がします。
はやし 2006/12/10(Sun)04:34:00 編集
どんどんさん、現代書館のフォービギナーズシリーズは、サイキックと言っていいぐらいの気魂がこめられてるものがけっこうありますよね。何と言うか、気魂がこもりすぎて画面が黒々としているような……。

で、その大杉栄のやつは未見、というか、フォービギナーズシリーズ自体ほとんど読んだことがないのですが、シリーズ一覧を見ていると、色々気になるやつがありますよねえ、アナキズム関係に限らず。
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はやし 2006/12/10(Sun)05:33:00 編集
はやしさん、まさに人間が合理的であると仮定して始まった近代知がそもそも括弧にいれていた部分が今まさに問題になっているんだと思う。そういう意味では「近代」という言葉の定義とも絡んでくるんだと思うけど、近代知の前提への問題提起といえば今まさに最後の近代という場にいることだし、ポストモダンでもなんでもないのかなあと思う。なぜ非合理を求めないのかと言い放ったニーチェの非論理的な結構当てずっぽうなあの言葉が今考えるべきことなのかなあと思ったりして、そういう意味ではアナーキズムは結構、いま的な現在進行形の議論なのかもしれないなあと思ったよ。
みー 2006/12/10(Sun)10:28:00 編集
ジャック・どんどん 様     

このネタ、大杉栄の話だって、普通ならすぐに分かりますよねえ。

まあ、僕の場合、ジャック・どんどんさんの後輩殿のようなそこまでリアルな体験ではないのですが、夜が明けて、なぜか戸が開いて外に出たら近隣に火災はなかったものの、周りは完全に瓦礫の山と化していました。
なにせ、倒壊した阪神高速に近いところでしたから。
水はないし、もちろん食い物もあまりないし。
で、2日後でしたか、西宮北口まで、阪急がきたって知って、それで、延々と、かなり時間廃墟の中を歩いて 阪急に乗って梅田に出ました。電車に乗っていて、思いました。今、あの揺れが来たら、今度は絶対に死ぬなと。その前の歩いているときも、また、あの揺れがきたら、今度こそただではすまないなって思いましたよ。

ルミナリエですが、あれ、なんか、年々趣味が悪くなってますよね。
実は、僕も、好きじゃないのですが、しかし、なんか、最初に行ったときで、震災の記憶がありありとあったときに、なんかインプリントでもされたのか、今は本当に条件反射の世界で当時を思い出しているって面が大きいですね。ますます、記憶の想起って、何なんだろうって不思議になります。
すだれちゃん 2006/12/10(Sun)12:22:00 編集
はやしさん、
貝原浩さんのイラスト、墨と毛筆で描いたもんなんで、黒々しております。文字も味のある手書きです。お暇があれば一度手にとって(シカゴじゃ無理か)見てく下され。
「日本的スペクタクル」ピッタりの表現ですね。
メカ音痴なんで画像貼り付けれないのが、残念です。ゴメンナサイ。

すだれちゃん 様
様をつけようか、迷いました。ごめんなさい。
井戸に放り込まれて・・・のネタで笑えるのは、小生のまわりでは、皆無です。ハイ。
従いまして、「普通ならすぐに大杉栄ってわかりますよね」って、ほとんどありえないことになります。
1000人に1人以下の確率かも。
このネタで笑える人が2人もいるとは、大変うらやましい。
そんな同僚をお持ちのすだれさんは、仕合せもんですぞ。

ルミナリエは始まったころ、一度だけ行った事があります。
人の多さには参った、参った。遠景で見ると非常に美しいのですが、目近でみると、シンプルな電球や配線が見えてしまって、興ざめしたことがあります。最近のハイビジョンで女優の素肌の毛穴まで見えちゃって、興ざめするのと似てなくもない気が・・・・

その後、帝国陸軍憲兵隊長どのは、どうされたのでしょうか
?そのときの功績が認められて、2階級特進、海外の関連会社のトップに抜擢されて、栄転されてたりして(笑)
それとも、最後は陛下のために玉砕されたのでしょうか?

(北一輝が2・26事件関連で逮捕、銃殺刑の直前、同じく処刑される西田悦が、2・26の青年将校が銃殺される前に天皇陛下万歳と絶唱したことに触れ「先生、天皇陛下万歳はやりますか?」とたずねたところ、北は「おれはやめとくよ」だって。)

                    御名御璽ピー
ジャック・どんどん 2006/12/10(Sun)16:44:00 編集
あるモデリングに関して、人間にけっこうべらぼうな「合理性」を仮定するってのは、端的に言えば「ウソ」なんですが、でも、それはそれである一定の効果は上げてはいる(いた)わけです。何も、その点についてまで、「過去の遺産」を否定しようというつもりも、またその力もない。ただ、それはそれとして、その合理性仮定の条件のもとでは不可避的にこぼれてしまう側面・主題があるのではないか?というのが、まさに近年(といっても、かれこれ30年ほどの歴史はあるわけですが)湧き出てきた問いなわけです。

で、そもそもの合理性仮定というのは、一言で言ってしまえば理論の簡略化、あるいは、それを仮定しない場合、計算量がべらぼうになる、ということからの要請からなされたわけですが、近年になって、そうした合理性仮定をはずしても、どうにか「理論」としての体裁を持つようなものが現れてきた(たとえば、ルービンシュタインの限定合理性理論や、不完全情報のもとでの推論メカニズムの研究)。その上、計算量ということで言っても、まだ実現はしていませんが、あらたな計算パラダイムによって昔日の「計算経済論争」が完全に白紙になる可能性もある。

と、色々と、アナキズムにほとんど関係がないようなことをまくしたててしまいましたが、でも、ほんとうに「リヴァイアサン」は必要か?ということが、ある程度「実証的」に示せる土壌はできつつあるわけです。そして、「リヴァイアサン」なんてものはほんとうは要らないんだということが、純理論的にではあれ「示された」とき……アナキズムはまた新たな光芒のもと、見つめられるに相違ありません。
はやし 2006/12/10(Sun)16:47:00 編集
どんどんさん、表紙だけですが『フォー・ビギナーズ 大杉栄』の書影を見ました。たしかに、これだけでも黒々した感じが伝わってきますねえ。残念ながら現在品切れとのことですが、日本の居宅の近くにある古本屋で見た覚えがあるので、帰国時にチェックしたいと思います。

あと、大杉栄ネタ、ですが、これ、たぶん日本史の授業で教わるから、原則「ほぼみんな」知ってるはずなんですけどねえ。あ、最近は、修学旅行に行っただけで日本史の単位が付いちゃったりするから、知らないのか(と時事ネタを折り込んでみる)。

で、おれがいるのはシカゴじゃないですよ!
はやし 2006/12/10(Sun)17:45:00 編集
ジャック・どんどん様
自分は生まれた瞬間から日本人である訳で、別に日本人にしてくれと自分が頼んだものでもなく、とはいえ国家がどーーんと居座っているのも事実ですから、結構、国家とアナーキズムってのは考える問題としては難題中の難題だと思います。
カイシャってのは、本来は、国家とは全く別の組織で、簡単にやめられるし、別に、天皇がいるわけでも国体みたいなものがあるわけでも何でもなくて、ほんま、単なる組織です。
そこに、忠誠心とか、アナーキズムの問題が生じるはずがないのに、どういう訳か、日本では、少なくとも少し前までは、それに似た問題があったように思います。
カイシャで、若いころから、「国家とアナーキズムを論じるのは難題だが、カイシャとアナーキズムは簡単。それは、適当かつ適切にお仕事を掃いて、忠誠心ゼロで、お給料もらうだけ」って、言い切っていたのですが、それが、どうも、あの二人以外には全く理解不可能だったようです。
記憶に違いがなければ、昔、ロッキード事件で、丸紅の某常務さんが、一切の真相を封印されるために、「会社は永遠です」なんて言葉を残して、自殺されましたが、亡くなられた方には申し訳ないですが、「なんで、そこまで、カイシャごときに入れ込むの?」ってのが、昔からの感想です。
多分、同じサラリーマンしておられるフニャコさんなんかも、僕と同じ考えだと思うのですが、要は、働いて、それで、生活の糧を得ている場所以上でも以下でもないんだと思います。
それで、まあ、カイシャなんて、適当かつ適切につきあっておいたらいいというのが私の考えで、べつに、そこで、何がしたいわけでもありません。

あの帝国陸軍憲兵隊長殿は、銃刀法違反で逮捕されたのですが、その後誰も知らない間に釈放されて、歌手とつるんで、外国の子会社でシャチョーとしてご活躍も、最後はその歌手と話した直後にピストル自殺されたとか聞いています。・・・・嘘です。ネタです。ここは勿論。

本当は、僕は、カイシャの人があと、どこでどうされているか ってのに関心が全くなくて、そういう情報を一切集めようとも知ろうともしないので、知らないってのが本当です。
すだれちゃん 2006/12/10(Sun)18:32:00 編集
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