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「文化系女子」などというものは言うに及ばず、文科系女子と理科系女子を比べたとき、いわゆる「萌え」の対象となるのはおれの場合、断然理科系女子のほうである。

たとえば、こういう情景を考えてみればよい。電車の中で女学生(この場合、中学・高校生を考えよう)が勉強をしている。そして、その勉強している科目が英語だの世界史だのといったものであれば、「ふーん、がんばってね」程度のことしか思わないだろうが、それが物理だの数学だので、おまけにおざなりな勉強ではなく、かたわらの計算用紙にがーっと計算でもしていようものなら……その時点でノックアウトである。

また、たとえば、電車の中で女学生(今度は大学生、としよう)が勉強している。そして、その勉強している科目が会計概論だの国際関係論だのといったものであれば、「ふーん、がんばってね」程度のことしか思わないだろうが(そしてそれが、いわゆる「人文」臭の強いもの、たとえばこういうものであれば、即座に退散してしまうだろうが)、それがたとえば『解析概論』などといったものであった場合、「うわあ、すごいもん読んでるね! 今どきそれを教科書に指定するなんて、どこのガッコだろ?」と興味津々である。

またさらに、電車の中で女性(こんどは女学生ではなく、たとえば何と言ったらいいものか……うまい表現が見つからないが、あえて言えば、「学校卒業後の女子」としておこう)が新書を読んでいる。そして、その読んでいる新書が「今話題の!」といったものであればヨユーでスルーだろうが、たとえばそれがアインシュタイン=インフェルトの『物理学はいかに創られたか』であったりしたら、それだけでポイントアップである(ただし! ブックカヴァーなんつーもんを付けていたとしたら、その時点で大幅減点)。

……なんてことをこの本を書店で見て思いうかべた。

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コメント
Jech Set Theory 第三版だったりしたら萌え死ぬかも知れません。
ゲーデルと20世紀の論理学 (1) 注文しました。
かがみ 2006/07/30(Sun)02:04:00 編集
いやあ、ほんとJechのSet Theoryなんか読まれてた日にゃ悶絶死するかも分からんですね。でも、あんまりにも「ごりっ」とした本(たとえば、ウッディンの決定性公理本とか)を読まれててもそれはそれで困る、ともちょっと思ったりします(何で困るのかよく分からないですけど)。

それで『ゲーデルと20世紀の論理学』の第一巻、ブログ本文にもちょっと書きましたが、この巻は言うなればintroductoryって感じで、歴史的記述に終始しているきらいがあり、編者の田中さんも序文で仰ってましたが、やや「物足りないかなあ」と思わないでもありません。が、それはそれで面白い読み物であるのも事実で、それこそ「ごりっ」としたテクニカルなものは、続く巻に期待することにします。
はやし 2006/07/30(Sun)02:23:00 編集
はやしさんが挙げている「人文臭の強いもの」で挙げている例はいくらなんでもひどすぎると思いました!
永遠小僧 2006/07/30(Sun)09:35:00 編集
最近「萌え」の対義語が「萎え」であることを知ったが、電車の中で「萌え」対象を見かけることは、針の穴に指を突っ込むぐらいの確率、っつか「萎え」ることは多々あるが……。
Sita 2006/07/30(Sun)09:50:00 編集
ん、ひどいかな? だって、人文臭かなりつよいでしょ? 5メートルぐらい離れていても臭ってきそうなぐらい。
はやし 2006/07/30(Sun)17:12:00 編集
電車の中であれ何であれ、「萌え」っつーか、「ぐっ」とクるもの、あんまないよね。でも、萌え対象だったり「ぐっ」とクるものってのは、そうそうお目にかからないのがふつうなのではないかと。
はやし 2006/07/30(Sun)17:14:00 編集
いや、これだけ「人文臭」の強いのを挙げられると、そりゃ退散するしかないだろうなということです。シリーズで持ってたりしたら、わたしでも引きますよ。
永遠小僧 2006/07/30(Sun)22:55:00 編集
>これだけ「人文臭」の強いもの
を読んでいる、菊川怜と
>解析概論
を読んでいる(いかにもお●まって感じでなく 美しく)女装した荒井師匠が並んで電車に座っていたら、はやしさんはどっちに反応するのだろうか?

いや、一応菊川怜は理系だから、俺は
>解析概論
を読んでいる菊川怜がいいなんて、贅沢な答えは無しね。
Kaizer Soze 2006/07/31(Mon)05:48:00 編集
訂正
>美しく
を 
>それなりに 美しく
に読み替えてください。
Kaizer Soze 2006/07/31(Mon)06:15:00 編集
えーと、あくまでも「女装した」ってことが分かる程度の「それなりの美しさ」なんですか? まあ、それにしても、「ぐっとくる」という意味での反応ではないにせよ、カイザーさんが挙げられている二者択一であれば、『解析概論』を読む、女装の荒井さんに反応するでしょうね。だって、女装して『解析概論』を読む人って、かなりキてますよ。とりあえず、何であれ、おれが「人文臭のつよい本」として挙げたものを読んでる人はアウトかな(って、ちょっと言い過ぎかも。だいたい、他の部分で補うものがあれば、何を読んでようと基本的にはかまわないです)。
はやし 2006/07/31(Mon)13:32:00 編集
ね、かなりキッツイでしょ? でも、全巻を常に持ち歩くぐらいイッちゃってたら、それはそれでOKかも。って、そういうことではないか。
はやし 2006/07/31(Mon)13:34:00 編集
今、↑のレス読んだ途端に、「人文臭のつよい本」全巻を背負って、それを読みながら歩く二ノ宮金次郎(こういう字だっけ?)みたいな子を想像して笑いが止まんなくなった!!!
Sita 2006/07/31(Mon)14:39:00 編集
 「理系/文系」という区分(?)以前に、僕はこうアホな感じにぐっと来ます。
無論、ここにコメントを入れる位ですから僕も「理系」にぐっと来るわけです。
これら「フニャコがぐっと来る」要素をあわせるとですね、“試験管に手当たり次第薬品を混ぜてダイレクトに臭いを嗅いで『イテテテテ、鼻粘膜痛い!』と爆笑しながら悶絶している”とかそんな女子にぐっと来ると言う事になってしまいます。
 なんいせよ、僕も「イッっちゃってる」とか「キちゃってる」人が好きです。
フニャコ@実家 2006/07/31(Mon)18:08:00 編集
はやしさん、このコメント最高!
特に
>だって、女装して『解析概論』を読む人って、かなりキてますよ。
ここの部分読んで、腸がよじれそうになりましたよ!!!
確かにその通り!
Kaizer Soze 2006/07/31(Mon)19:35:00 編集
いやあ、はやしさんのこの手のコメントいつ読んでも味がありますね。

ところで、シータさんのコメントを読んで、砂漠の僧侶殿が、駱駝のごとく内田さんの本を10000冊背負っている姿を想像してしまいました。
>これだけ「人文臭」の強いものを読んでいる、菊川怜

>女装して『解析概論』を読む人

>駱駝のごとく内田さんの本を10000冊背負っている砂漠の僧侶殿
が、3人ならんで山手線に並んで座っていたら・・・・・

東京は、円、株、債券、一気にトリプル安でしょうね。歯止めが効かない暴走的ともいえるインパクトがありますよ。
Kaizer Soze 2006/07/31(Mon)19:59:00 編集
「人文臭のつよい本」を複数冊、二宮金次郎のように背負い、黙々と読書しながら歩く女学生……これとおれがエントリで挙げてるようなふつうの「理科系女子」だとしたら、かなり拮抗するな。
はやし 2006/08/01(Tue)01:40:00 編集
そもそも以前におれは「文系/理系だなんて区分けはナンセンスだ!」という論陣を張ってるわけで(<a href="http

つか、フニャコさんいま帰京中?
はやし 2006/08/01(Tue)01:43:00 編集
「人文臭のつよい本を二宮金次郎のごとく何十冊か背負いながら読み歩く菊川怜(って誰ですか?)」と「女装をして『解析概論』を読む人」と「駱駝のごとく内田さんの本を10000冊背負っている砂漠の僧侶」……これら三人が形作る三角形の内部には、何か異次元への入り口が広がっているような気がします。

で、この三者のうちだったらどれに「ぐっ」とくるか、と問われれば……三人まとめて面倒見まっせ!といったところでしょうか。
はやし 2006/08/01(Tue)01:48:00 編集
東大工学部(建築)卒のタレントですが、でも、なんとなく「ドンくさい」ですね、菊川さんは。
建築って構造系以外は「理系」と言えるかビミョーじゃないでしょうか。(御本人は材料工法専攻みたいなのでギリギリセーフ?)
「理系」といっても理学と工学の種差は結構あったような気がしますが最近はどうなんでしょうか。(構造設計ってもアネハさんのやっていたようなルーチンワークからFEMを駆使するようなものまでピンキリのようですが。)
個人的には栗山千明(クラッシックバレーやってた)が電車の中で『ニジンスキーの手記』を読んでいたらその場で卒倒してしまうかもしれません。(w
バルタン星人 2006/08/02(Wed)22:12:00 編集
ああ、建築出のタレントさんですか。たしかに、建築系は意匠とかがからんできたりもするので、ビミョーっちゃビミョーですが、材料工法とかだったらヨユーでセーフではないですか? どっちにしろたぶん理Iなので、ここでの文脈で言えば「いわゆる理科系」でオッケーです(個人的に、理IIと理IIIこそビミョーかな、と思います、って、何か「萌え話」からずれてきたな)。
はやし 2006/08/03(Thu)01:16:00 編集
そうそう、「理学/工学の種差」については<a href="http
はやし 2006/08/03(Thu)01:19:00 編集
高田なんとかさん、というかたも知らないんですが、「どんくさそー」ですか。でも、おれ、けっこう「どんくさそー」な人、好きですよ。ただ、それにしたって、ある一定以上の好意をまずもってその人に寄せていなければ、その「どんくささ」もたんに疎ましいだけでしょうけど。

で、『解析概論』。これが「あの」という形容辞をつけて語られることの多い、高木貞治『解析概論』のことであれば、べつに「読まんといかん」というものではないと思います。これは「ねばならぬ」という当為からはなれて、もっぱら楽しみのために読むような、そんな本だと思います。
はやし 2006/08/03(Thu)01:23:00 編集
どんくさそーー(というか、おそらく真剣にどんくさい)といえば、何といっても?田万由子さん(東大西洋史学科)ですね。この人に至っては、なーんとなく
>人文臭のつよい本 
すら読んでなさそーー。

私の経験では、「キ」ている(「萌え」という意味でなく、本当にこいつ「キ」ているんじゃないかと思う)おねえちゃん ってのは、やっぱ、音大出が多かったですね。

私の場合、上原彩子さんが何を思ったのかピアノを捨てて急に
&gt;解析概論
を読み出したら、絶対に「萌え萌え萌え!!!」かな? って、そんな珍現象がおきる訳なんか絶対に無いよなあああ。

って、そんなこと言っている前に、私が
&gt;解析概論
をちゃんと読まんといかんですなあ。
Kaizer Soze 2006/08/03(Thu)12:39:00 編集
なんか文字化けしてる。
>高田万由子さん
です。
Kaizer Soze 2006/08/03(Thu)12:41:00 編集
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