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昨日紹介した『「知の欺瞞」辞典』のサンプルページが載っていたサイト、よく見るとバナーにサイト名として「蝶と車輪」とあって、コピーに「知の欺瞞と戦う」とあるのに気づいた人もけっこういると思う。果たせるかな、ホームに飛ぶと、『「知の欺瞞」辞典』サンプル以外にも色々と面白そうなコンテンツが目白押し……というわけで、今日はその「蝶と車輪」の紹介。
まず手始めに、About B&Wというところを見てみると、サイトの趣旨として、次の三項目に反対する、ということが掲げてある。
1. イデオロギー的、もしくは政治的に動機づけられている疑似科学
2. 人文学における認識的相対主義(たとえば、何らかの言明は、特定の文化、言説体系、言語ゲームとの関わり合いにおいてのみ真偽が決定される、という考え方)
3. 自分が肩入れする政治的、イデオロギー的、道徳的なコミットメントによって、その真理主張がなされるような学説や学派。また、この世界に関する一般的な真理主張の真偽を、そういうコミットメントの関係で判断しようとする趨勢
そして、なぜこういう三項目に反対するか、というと、それは一つには「真理は重要であり、イデオロギー的、政治的、道徳的なコミットメントなしに、それについて語りうる」ということを知らしめるためであり、そしてもう一つには、「イデオロギー的、政治的、道徳的コンテクストに自らの言説を埋没させる左翼に喝を入れる」ということらしい。これって、もう、もろにソーカルだわな(じじつ、ソーカル自身の「わたしがソーシャルテクストにフェイク論文を送ったのは、ポストモダンのでたらめな言辞をちゃかすためではなく、左翼に目を覚ましてもらいたい、と思ったからです」という趣旨の発言が引かれている)。
そういうコンセプトのもと、先に言ったように色んなコンテンツがたくさんあって、けっこう読みでがある。とくに、ニュースや記事なんかは、原理的なものというよりも、アクチュアルな(この言葉自体も、何か「知の欺瞞」くさいけど)ことがらを軸に、それをめぐる言説に潜む「知の欺瞞」を剔抉するというのが多く、単純に勉強になる。
皆さんもサイト散策されてみてはいかがでしょうか。
台北だったんですね。すっごい、ライブな画像!
動物園の檻に入っちゃう場面って、映画だけど「アルタードステイツ」の画像が、印象に残ってます。
はやしさん、
なーんにも、考えないで蜂を素手で捕まえようとして、えらい目にあった子供の話って「反例集」にエントリできないよね〜。
丸楠がそういったのは、柄谷さんによると「頭がなくて貧困すぎて、それで麻薬代わりにカイシャ教に依存している カイシャのバカどもを見て嘆いて言った」んじゃなかった「食べ物もなくて貧困すぎて、それで麻薬代わりに宗教に依存している 民衆を見て嘆いて言った(=つまり「宗教を禁止しろ」というより、宗教を常用しなくてはいけない経済や社会を批判した)」ということらしいと、聞いたことがあります。
結構、シューキョーって、気持ちよさげだなとは思いますが。
でも、薬(くすり)物常用者の私は、やっぱ薬がいいですよ。
日本でカイシャ教に入らないためにも、人に薬は必要です。
ノウハウや本や講義録等々の販売という「商売を行う」にあたり、自らを権威付け集客力をアップする目的で、やたら数学、物理、哲学のタームを使って「ト」を並べ立て、数学、物理、哲学のタームの意味すら理解していない人たちから、本来は絶対につくはずがない不必要なお金のプレミアムを取ること。(単価ベースに限らず、集まってしまったお客さんの数量ベースのプレミアムも含みます。)
こういう人のところには、このKaizer Sozeが はせ参じる可能性があります。こういう「相場における知のぎまーん」が全くない人のところには、絶対に行きません。
だから、上記に示した「相場における知のぎまーん」がない人は、安心してくださいね。!!
過去の経験からの話です。
「相場における 知のぎまーん」って、ほんと、数学、物理、哲学のタームの意味すら分かっていない人には、結構受けがいいんですよね。
ほんと、驚いたというかなんというか。
ま、相場する人には、知のぎまーん が大好きな人が多いのは間違いないと思います。
相場する多くの人は、実は、知のぎまーんを積極的に求めているようにしか思えない。って、ことで、「相場における 知のぎまーん」をばら撒く人の下へ、はせ参じるということの無意味さを知った私であります。
たとえが悪くて、申し訳ないですが、エロ本が好きな人は、絶対にエロ本を買うのだし、エロ本を買う(子供ならまだしも)大人を私が制止しに行くというのは僭越だと学びました。
カイザーさんも言うように、こうした人たちを相手にするのはとても消耗することであり、しかも言っても聞く耳を持っていなかったりするのですが、それでも、「知の欺瞞」的言辞を弄する人たちをめげずに糾弾し続けることは大事なことであると思います。
というか、日本は理科的なことに関する基礎教育がなってなさすぎるなあ、と。だいたい、「文科系」の人たちは高校三年次になると往々にして数学を履修しなくなるというのは、わけが分からなさすぎます。
理系の連中は、入試に関係なく古典や漢文や日本史とか世界史とか一応勉強させられているのに。
理系と文系で、高校のときに求められる履修科目の差ってあれ、一体何なのでしょうね。
そいで、結局、文系って、高校のとき何を勉強しているかというと、ほとんど英語だけ。
そして、笑えるのが、文系と理系って、英語の学力の差って、ほとんど無いんですよね。
って、ことは、文系って、ほとんど「あほ系」ってことなんだと思います。
という私も勿論 あほ系なる、文系なのですが。w
高校のときに、「ちゃんと数式を使って」数学や物理の理解をしていないから、その後何をするかというと、数式でなくて、「言葉で」数学や物理を理解しようとして、それで理解した気になるというのが、結構、知のぎまーんがはびこる温床になっていると思います。
最近思うのですが、数学や物理の問題を解く能力=数学や物理の能力 ではありあませんが、あまりにも、知のぎまーんを並べ立てる人には、ホント、数学や物理の問題を解くテストをしてみたらいいと思います。数式でもって、ちゃんと理解していないと絶対に問題は解けませんからね。
そうすれば、瞬時に、第三者にも、知のぎまーんを並べている人かどうか分かると思います。
ドゥルーズはともかく、ガタリって、ほんと、数学や物理の問題は解けないでしょうね。なにせ、言葉好きのラカン派の人ですから。
で、ぼくも「あほ系」たる文科系であった一人としてあんまりでかいことは言えないんですが、とりあえずそのことは棚上げして言ってしまえば、ぼくもカイザーさんと同様、理系は文系科目(と言われているもの)も一通りやらされるのに、何で文系だけ理系科目をやらなくていいのか、腑に落ちませんよね。よく、数学や物理の話題を人に振ると「おれ(わたし)文系だったから」という言い訳が返ってくることが多いのですが、翻って、理系に文系科目に属すると考えられる話題を振って「おれ(わたし)理系だったから」という答えが返ってきたことはないように思えます。
しかも、これもカイザーさんが指摘しているように、「文系は数学ができない」という命題は往々にして真ですが、「理系は英語ができない」というのは全然当たっていませんね。むしろ、理系のほうが英語ができるのでは?と思えたりもします。まあ、そもそも、「文系=英語ができる」という受け取りが間違っているのでしょう。じゃあ、文系の「売り」は何なんだ?と考えると……何でしょ? 曲がりなりにも社会科科目を二つ以上履修していること? よく分かりません。
で、ガタリは言うに及ばず、ぼくはドゥルーズの数理的問題解決能力に疑義を抱くものですが、ラカンに関しては「もしかすると」という感じは持っています。枯れても果てても、一応医学部卒ですから。でも、ほんと、これも「どうだろ?」ってことではありますが。
あと問題なのは、文系の連中は理系と聞けば数学ができると勘違いしていること。そもそも、「経済学部出ました!」と言っても、経済学なんてぜんぜんマスターしてないわけで、同じように、工学部出てもフーリエ変換の意味すらわからんヤツも多いと思うよ。
問題は、会社あるいは社会に…レフリーがいないので、理系出身者は数学ができることになっていることだと思う(神話)。
得てして、技術屋さんは、自分の技術の殻に閉じこもりたがるものだとも思いますが、しかし、メーカーの場合、商才がある優秀な技術屋さんは、絶対に文系の商才がある人より強いと思います。なにせ、文系では、なかなか理解しえない技術の深みが分かるのですから。
笑い話以外の何物でもないのですが、私と同じ大学の経済学部を出た奴で、なぜか、カイシャから大学院へ行かしてもらって、そこで 初めて効用関数を知って感動した という信じがたいレベルのトンデモない輩がいました。ほんと、経済学部を出たら、経済学のことを知っているというのは、うそです。
だから、工学部を出ても、フーリエ変換の意味が分からない人がいるというのは納得がいきます。(エラソーに言ってますが「意味」というレベルでは、かく言う私もフーリエ変換を理解できていないと思いますが。)
あと、経理をやっている奴は、数字に強いという神話が日本のカイシャにはあるようですが、はっきり言って連中ダメダメです。
25×25の答えを瞬時に言える輩が一体何人いるだろうって、レベルです。
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