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なもんで、元々持っていた荷物がけっこう重かったにもかかわらず、それなりに買い込んでしまった。でも、と逆説でつなげて言うことではないのかもしれないけど、やや胡散臭めなラインナップで、東洋哲学系っつーかスピリチュアルっつーか、果てはブラバツキ夫人の本とかもあったりして……。まあ、そこいらも興味がある、っていうか、全然知らない領域なんで、買い込んどきましたけどね。

  • The Bhagavad Gita (S.Chidbhavananda Tr., Ramakrishna Tapovanam)
    1,000ページにわたって、原文と訳と詳細なコメンタリがびっしり。「物体としての本」が特有に持つ訴求力がある。あと、やっぱり、梵字は何かいいよね。

  • A Manual of Abhidhamma (N.Mahathera, Wisdom Pub.)
    アビダルマに関しては、いつものこの人の言によって高校生のころにおれの知るところとなり、何かすごそうだなあ、という感は持っているのだけれど、未だに何がどうなのかよく分からない。

  • History of Indian Philosophy (E.Frauwallner, Motilal Banarsidass)
    二巻本。浩瀚であることはたしかだが、内容的にどうなのか、よく分からない。

  • The Counter-Revolution of Science: (F.A.Hayek,Free Pr.)
    ハイエク科学論。自然科学と社会科学との含蓄的からみあい。

  • The Road to Serfdom (F.A.Hayek, Chicago Univ.)
    もいっちょハイエク。この本については説明の必要もないですね。

  • The Information Society (D.Lyon, Polity Pr.)
    情報社会論。ただし 、ちょっち古い(初版は1988年刊)。まあ、基本的な議論構成自体は、そんなには変わらんのだろうけど。ちなみに、この著者はこんな本も書いているので、たぶん「情報社会」というものを手放しに称揚するような本ではなかろう、と予測できる。

  • Improving Nature? (M.J.Reiss et al., Cambridge)
    遺伝子工学をめぐる倫理的問い。遺伝子工学についてのテクニカルなサーヴェイもあり。言うまでもなく、おれはここいらの議論に関しては「イケイケ」派です。

  • Critical Communication Studies (H.Hardt, Routledge)
    副題に「アメリカにおけるコミュニケーション、歴史、そして理論」とあるように、狭く「コミュニケーション論」と一般に呼び習わされているものより広いパースペクティヴを持つ。それはそうと、「クリティカル〜スタディーズ」ってタイトルの本、一時期流行ったよね。

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「今ごろ反応遅いぞ」ですが、インド哲学・仏教学の分野ですね。
お!アビダルマもあるぅ。テーラワーダ仏教協会のスマナサーラ長老が『ブッダの実践心理学』という全六巻シリーズで、この『アビダンマッタサンガハ』を解説してくれています。今は一巻が出ただけですけど。<a href="http

この前、「善い心」の分類118を調べたとき、これも見たんですよ。あ、ギーターも買ったのね、うふふ。

はやしさん、こんなにたくさん印哲本買ってくれて、うれしいわ。印哲、やりません?
エム 2006/03/31(Fri)14:12:00 編集
インド哲学、「やる」とまではいきませんけど、少なくとも「やる」の手前ぐらいの「下地作り」程度までは知っときたいと思ってます。

で、その「知らぬがゆえ」のことなんでしょうが、玉石の見極めが付けられないので、思いもよらず「食わせもの」を掴まされていないか、ちょっと心配です。でも、そういう「勘」というのも、身銭を切って色々買って読んでくなかで付いていくものでしょうから、そういうのを掴まされちゃうのもしゃーないかな、と。
はやし 2006/04/01(Sat)12:36:00 編集
大丈夫だと思います。玉です。
フラウワルナーは、亡くなりましたが、ちょー有名なインド学の文献学者ですし、ギーターは、インド人の魂だし、アビダンマといえば、泣く子もだまる部派仏教の論書。

いいとこおさえたなぁと、感心してました。わたしも行きたかったわ。
エム 2006/04/01(Sat)23:40:00 編集
お、玉すか。やた!

で、察するに、この洋書バーゲンの印哲部門の本は、その筋の研究者の蔵書からの流出だと思われるので、まあ、たぶん、それほど篦棒に「なんじゃこれ!」なものは紛れ込んでいないのではないか、と勝手に思っています。

あとは読むだけ、だな。
はやし 2006/04/04(Tue)12:32:00 編集
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