気になる本 [人文編：宗教・歴史・地理] [本]

埋め草です。

それはそうと、「はやしのブログ書誌データベース」みたいなのを作ろうとしているのだが、まずもって元エントリからデータを抽出するのがメンドイ。つか、そもそも、ブロックブログにはデータバックアップの方法が用意されていないので、データをがっと取得すること自体が一仕事、なのだ。それぐらい、用意してくれてもいいのに。囲い込み、か？

• P. Clayton, Mind and Emergence , Oxford
  『心と創発』という書名もさることながら、副題も「量子から意識へ」と奮っております。一般的に、創発理論というのは厳しいところがあると思う。

• P. Schmidt-leukel, Buddhism, Christianity and the Question of Creation , Ashgate
  これは面白そう。他人の喧嘩だから。で、副題に「輪廻か創造か？」とありますが、ふつうに言えば「どっちでもないよ！」ですよね。この宇宙が存在するのも、われわれが今ここにいるのも、単なる偶然。その確率がどれだけべらぼうに小さいものであるにしても、それがゼロでない限りヨユーで起こりうること、なわけだし。

• A. Karaflogka, E-Religion , Equinox
  電子宗教論。電子宗教ってたとえば、The Church of the Subgeniusとかですかね？

• J. Berlinerblau, The Secular Bible , Cambridge
  「なぜ非信心者も宗教をまじめに考えなければならないか」。「ねばならぬ」ですか。そう言われると「なんだかなあ」と思ってしまう。それはそうと、この本、表紙が素敵。

• C. Paterson et al. (Ed.), Analytical Thomism , Ashgate
  分析トマス哲学。フレーゲ、ウィトゲンシュタイン、そしてクリプキなんかをレフェランとしてトマス・アクィナスをこしゃこしゃ論じてるみたいです。というか、「分析」と付こうが付くまいが、そもそも「トマス哲学」なるものがよく分からないのだが。ヘブライズムとヘレニズムの合流地点？　にしてもな。

• J. Davidson, Emotional Geographies , Ashgate
  ポストモダン地理学？　よく分からんけど、一応（ちゃんと調べろって）。

• B. Beumers, Pop Culture Russia! , ABC-Clio
  もうちょっと安ければなあ。姉妹編（？）でインドのやつもあります。というか、ほかにも色々あるようだ。

• J. Andres et al. (Ed.), Die Sinnlichkeit der Macht , Campus Verlag
  『権力の官能性』って、何かいい題名だな。読みたくなる。近代以降の権力とその表象の「含蓄的絡み合い」について述べられているみたいですよ。

• L. Miller et al. (Ed.), Bad Girls of Japan , Palgrave Macmillan
  日本の不良少女。欲しくはないけど、覗いてみたい。