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「入門」と銘打ってはみたものの、ノイズに限らず音楽というものは、いや、およそ藝術と呼ばれる領域に属するものは基本的に、それらに触れる人がめいめい好きなようにつまみ食いすればいいのだけれど、その一方で、ある一定の導きにそって、それなりに「体系的」につまみ食いしていくと、それらの作品がよりおいしく味わえる、というのも事実だ。
こと「ノイズ」と呼ばれる音楽ジャンルに関しては、一般的な情報流通も少ないし、また、一口に「ノイズ」と言ってもそれに内包される作品のヴァリエーションはかなり広く、ただ一枚ノイズのレコードを聴いたからといって安心することはできない。それに、そもそも「ノイズ」というだけあって、聴く人によっては、というか、たいていの人はそれを「音楽」として感受することが困難であろうから、より「音楽的」なものから「極北」へと段階的に聴き進むのが得策でもあろう。
そこで、「ノイズ」というものを聴いてみたいという人に、最初に薦める一枚は何がいいのか?と考えると、それなりにポップで、かつヴァラエティに富んだものがよろしかろう、ということになる。そうなると、いきおい選ぶものはオムニバスということになり、それならやはり「古典」とも言えるThe Second Coming であろう、という結論に至る。
このオムニバスにはNurse With Wound、Whitehouseといった大御所を含む四組の音源が収められ、「ノイズ」という名から受ける印象からいくと「肩透かし」と言ってもいいほど聴きやすく、全体の印象としてはむしろ静謐な感さえ受ける(ま、それでも「とはいえ」ではあるんだけど)。音のヴァラエティとしてもNWWのカットアップミュージックからWhitehouseのピーガー絶叫音楽まで、「ノイズ」と呼ばれる音楽のコアは押さえられている。
ただ、いかんせん入手困難なんだよなあ……気が向いたらレコードからリップしてウェブキャスティングしようかな。
っていうか、どこからどこまでがノイズの範疇なのかが判んないな……。今日、iosifさんの音源も聞いてみよっと。
はやしさんが、流していたノイズは、寝ちゃってて聞けなかった。残念。
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