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この本の日本語訳の「翻訳プロジェクト」があったな。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0596002874/hayashinoblog-22/ref=nosim

Free as in FreedomO'Reillyのページで全文読めます)

何つうか、もう、まさに規範とすべき例があったわけで、こんな感じでMultitudes 翻訳プロジェクトもやりたいなあ、とは思えど、やっぱりライセンスの面で不透明、っつーか、いちいちメールでやりとりせねばならず、訳すよりも何よりも、そういうことが一番メンドイ。



つか、Multitudes 1号所収のストールマン・インタヴュの訳、われながらびっくりするほど遅々として進まず。ま、時間がない、というのがでかいんだけど……にしても。

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写真だと、ジジェクというよりKILLBILLのデヴィッド・キャラダインみたいなミョーに小綺麗でナイスなオヤジになってますね、
というのはともかく、武田賞のスピーチだったと思いますがリーナスが「リチャードがいなければ今の僕たちはないんだ」と言っているのは、まさにその通りとしか言いようがないのですが、Linux-2.6.xのソースツリーをみてもベンダーから寄贈されたコードって物凄くたくさんあるし、Multitudesのインタビューでも触れているRedHatやSUSEもそうですがIBMやNECで会社から給料を貰ってフルタイムでkernel-hackingをやっている連中が今沢山いると思います。もちろん全部GPLでやってますから「堕落した」「乗っ取られた」などと言うのは早計ですが、所謂ハッカーコミュニティとは少し違う、その辺をRMSがどう考えているのか聞いてみたい気がします。もちろん「友愛」というのは「来るものは拒まず」ではあるんですが。

今から思えばMotifがFreeになったのがその嚆矢かもしれませんが、IBMが典型的ですがベンダーの戦略というかビジネスモデルがある時点からドラスティクに転換したんじゃないか、もちろんopensourcesoftwareのクオリティが高かったというのは承前ですがRMSとは違った意味でレイモンドの言う事をナイーブに信じる気になれないというのはあります。
日本でも初期から企業に属しているが、個人的にlinuxにcontribしていた人は沢山いたけど「隠れキリシタン」状態というか会社に知れるとロクな事がない、「迷惑をかけるのでオフィシャルなアドレスにはメールしないように」ってお触書が回ったこともありましたし。

上記のインタビューにもありますがPC-ATの雑多なハードウエアをサポートするのは大変でIBMはOS/2のデバイスドライバーの開発に数億ドル突っ込んだと言われてますしゲイツが言うようにOS自体は儲からないものかもしれません。しかしopen sourceがアウトソーシングだというような話はあまりに皮相だし、その辺の分析はキッチリやる必要があるっていうか、誰かやってませんか?
バルタン星人 2006/01/20(Fri)06:46:00 編集
バルタンさん、まずはお久しぶりです(って、もっと早く挨拶がしたかったんですが……)。

ほいで、バルタンさんが仰る「カーネルハックやってんのは、別にハッカーだけじゃなくって、職業プログラマとかもたくさんおるんよ?」という論点、というか、指摘、多分、ストールマンの答えとしては「私有企業内で支払いがあってやっていることと、ハッカーであることとは矛盾しない」というようなものだと思いますが、ま、にしても、ストールマンの言うことはいつもながら極端、というか、「そうは言ってもねえ……」という感じのものですよね。でも、そういう「そうは言ってもねえ……」みたいな感慨を催さしむることを言うやつってのは絶対必要で、誰もが「妥協妥協」だったらあんまおもろないし、何より、オンライン読書会の方でリンク張っといた山形さんの記事的に、「そういうやつだからこそ、GNUみたいな活動が出来る」ってことでもあります。

ほいでほいで、一般企業内でリナクサーが「(会社、あるいは顧客に)迷惑をかけるので」っつーことで、ほとんど「隠れキリシタン」っつーのは、どういう結構あってのことなんですかね? 所属している団体と、本人のやっていることの理念がバランスしない、ということで、何か問題が(社内的にも社外的にも)起きちゃうのかな。

ほいでほいでほいで、デバイスドライバって、おれ一瞬書きかけたことがあるんですけど、地獄、っつーか、色々メンドクサすぎますよね。最近はリナクス向けにもベンダの方で用意してくれてることも多くなってきたけど、昔は大変だったろうなあ。
はやし 2006/01/20(Fri)19:58:00 編集
そーだそーだ、このお写真、確かに「ミョーに小綺麗でナイスなオヤジ」ですよね。でも、実際に手にとって見てみると、普通一般の書籍的にはまだまだアクが強すぎるものではあります。
はやし 2006/01/20(Fri)19:59:00 編集
確にRMSは「奇矯」な人でFSFにしろGPLにしろ彼のパーソナリティと結び付けて語られるし、事実そういう点も否定できません。でも言っていることは学知の公開、共有というようなベースから来ている非常にオーソドックスなものでポストモダン的修辞のかけらもない。
むしろ自由、友愛とかある意味で「陳腐」なものとも言える、しかしその陳腐な事を言い続けやり続けるのは陳腐じゃなくて非常に「過激」です。
GNU(GPL)について政治的、あるいは社会学的に如何様にも饒舌に語ることは出来るし、逆の立場からは「ソフトウェアの共産主義」とか非難されてきた、しかしRMSはそうした文脈での言及をむしろ慎重に避けてきたと思います。もちろんある時代的な文脈でその主張が別の意味を付与されるということはあり得るわけですが。(「人類の資産」?たる古今の名画のデジタル画像化権をMSがほとんど買い占めてしまったという話もありますし。)

GPLは理念のマニュフェストであると同時に弁護士も参画した純然たる法的文言でもあるわけで、IBMやHPその他企業の法務担当者や生き馬の目を抜くような顧問弁護士も認めていると思います。「全ての著作権を放棄せよ」というのは「世界人類が平和でありますように」と同じくらい大変結構な話ではあるんですが、それ「だけ」ではこの本のEmacsの下りじゃないですが、改変した部分について知的所有権を主張し囲い込もうとするフリーライダーには無力なわけですから。(最近だとドイツでソースの公開を拒否したベンダーをユーザーグループが訴えて勝訴したようですが)

デバドラの開発は大変だと思いますよ。ハードを直接叩くわけだからデバッガでトレースとかスマートな事は出来ないでしょうし、場合によってはシンクロやロジアナも必要だし下手打ったらOSもろともご臨終でしょう。
以前x86.orgにソースを寄贈した人と2、3回やりとりしましたが以前はvideo-chipの仕様すら公開を拒否するベンダーがあったわけで、その場合も逆アセンブルとかリバースな事はやらない、ひたすらWindows上で解像度や色深度を変えてはレジスタダンプして遷移状態を見ていくそうです。それでもvideo-chipのリヴィジョンが違うと動作が異なるようで開発者が
全部のキカイを揃えるわけにもいかない、たまたま私がそのキカイを持っていたのでいわゆる「人柱モード」でほーーーーんの少しお手伝いしました。コードを書けなくてもそのくらいならなんとかってことで。
バルタン星人 2006/01/22(Sun)06:28:00 編集
そうそう、RMSの言っていることはおおむね「当たり前」のことではあるんですよ。でも、そうした「当たり前」のことをとことん突き詰めてしまうと、一種「異様」とも言える光景が出現してしまう……そういう意味で、ちょっと立岩真也に通ずるものを感じたりしてしまう、というのは牽強付会でしょうが。

それで、ぼく自身の知財がらみのことどもに対する考え方は、RMSというよりもリーナスのそれに近いでしょうね。つまり、能う限りオープンにしていくべきではあるけれども、一律な「べき論」で話を進めていくのはどうか、というごくマイルドな考えを持っています。

デバイスドライバは、ぼくが書こうとしていた機器に関しては、そもそもそれほど複雑なものでもなく、また、ある程度仕様が規格化されていたこともあり、もし書いたとしてもそんなには大変ではなかったでしょうが、それでも、普通のプログラミングとは一線を画すややこしさやめんどくささを感じましたね。でも、ロジアナとかで計測しながら……ってのも、ひそかに憧れのすがただったりもします。
はやし 2006/01/23(Mon)21:07:00 編集
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