ちょっとした勘違い [趣味の数学]

この間「気になる本」で取り上げたホーキングのGod Created the Integers （『神は整数を作った』）が届いた。

で、おれ、てっきりこの分厚い本をホーキングがスルーで書いたという認識を持っていたんだけど、じっくり中を覗いてみると「著名数学者の書き物＋ホーキングのコメント」というアンソロジーだったんだな、これが。いやあ、色々身体的に不都合があって大変なのに、千ページを超える著作を物しちゃうだなんてすごいなあ、と思ったんだけど、勘違いだったのね。

それはともかく、全体の構成としては、副題に「歴史を変えた、数学的ブレイクスルー」とあるように、ユークリッドから初めてチューリングで締める、といった、そのインパクトが狭く数学界に留まらず、広範な領域に及んだと言える書き物が収められている。

各々の書き物についての紹介はメンドイんで、その書き物たちの作者だけをざざざっと列挙すると、

• ユークリッド
• アルキメデス
• ディオファントス
• デカルト
• ニュートン
• ラプラス
• フーリエ
• ガウス
• コーシー
• ブール
• リーマン
• ヴァイアーシュトラス
• デーデキント
• カントール
• ルベーグ
• ゲーデル
• チューリング

っつー感じで、ま、無難、と言うか、こんなもんですかね。

とりあえず、ホーキングが各々に付けたコメントだけでもべべべっと読んじゃおう、と思っています（にしても、オンライン読書会のゲーデル、訳文だけでも終わらせちゃいたいなあ。あ、それを言ったら、早いとこストールマン終わらせないと……）。