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ある本について、それを読むことなく語る、というと、同じコンセプトで筒井康隆(字使い分かんね。これで合ってる?)が文藝時評をやっていた気がするのだが……気にしない気にしない。
ただ、「ある本を読まないで、それについて公に語る」ということはともかくとして、何らかの本を読む前に、そのタイトル、目次、まえがき、あとがき、索引、といった「パラテクスト」、つまり「テクスト(=本文)」の「外」にありながら、「テクスト」にそっと寄り添う(=para)、そういう情報を元に、それがどういう本であるかについてある一定の予断を持っておくことは、悪いことではないと思う。
おれの場合、と個人の話になって申し訳ない限りなんだけど、まずタイトルを見て、それがどういう本であるか、ざっくりとしたアウトラインを思い描く。そして、その予想と目次を照らし合わせ、一致と不一致をしかと見極め、さらに、その目次から「自分だったらどういうものを書くか」という妄想を発展させる。
そうすると、本によってはほとんど本文を読む必要がないことに気付くし、そうでなくとも、以後の読書もかなりスムーズに進み、その著者と自分との考えの相違点というのも相当はっきりする。
……と、このようなことはごく当たり前にみんなしているもの、とばかり思っていたのだけれども、知人数人に聞いてみたところ、誰もこういう「読書前の儀式」を執り行ってはいなかった。うーむ、なんでじゃ。
というわけで、何だか当ったり前のこと、というか、「そんなんお前に言われんでも誰でもやっとるわ!」ということのような気がいまだにし続けるのですが、ここに公表する次第であります。
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