忍者ブログ
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

言うまでもなく、英語辞書の金字塔、というか、アルファにしてオメガ……って、言い過ぎか。

ま、何にせよ、「辞書自慢」シリーズ、第2弾。



おれとOEDの馴れ初めを思い返すと、高校生の頃、柳瀬尚紀の『辞書はジョイスフル』を読んでその存在を知った、というところだろうか(それとも、同じ著者の『フィネガン辛航記』だったか)。

ついで、『OEDを読む』(研究社)を読んで矢も盾もたまらなくなり、大学の入学祝にOED書籍版全20巻セットを買ってもらうことになっていた……のだが、母の(とおれは聞いている)「置く場所がない」という反対により、その夢は敢無く潰え去った……。

結局、書籍版OEDを手に入れたのは、大学に入ってすぐ一人暮らしをはじめ、スペースに余裕が出来てからのことだった。しかし、おれが買ったのは、神田の古本屋で6万ほどの値が付いていた旧版全13巻のOED……それでも、買って数日は、ひねもすOEDを眺めて過ごす、という日々が続いた。

その後、当然CD-ROM版を買い求め、引く用途としてはもっぱらそっちを使っているのだが、「読む」となるとやはり書籍版の方が、断然いい。任意の1巻の任意の1ページ、という、この「任意」というやつが、CD-ROM、というか、電子版では実現できない。要は、「散読」できないのだ(それでも、書籍版は書籍版で、その物理的側面が、「散読」を妨げる、ということもあるのだが……)。

とはいえ、電子版には電子版のよさがあり、特に検索に関しては書籍版は及ぶべくもない。その引用に焦点を絞って、そぞろに検索をかけていると、いつの間にやら数時間……ということも少なくない。

以上諸々勘案して、薦めるならCD-ROM版、でしょうか。値段も安いし。つか、書籍版、プレミア付いてる。

ちなみに、OEDをネタにした本としては、既に述べた『OEDを読む』のほか、『博士と狂人』、Caught in the Web of WordsThe Meaning of Everything も非常に面白い書籍として推奨できるので、どうぞ。

PR
この記事にコメントする
お名前
メールアドレス
URL
コメント
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新コメント
最新トラックバック
メール
ブログ作成者(はやし)に直接訴えたいことがある、という場合は、下のアドレスにメールをどうぞ。

thayashi#ucalgary.ca
(#を@に置換してください)

ブログ内検索
Google
WWW を検索 このブログ内を検索

はやしのブログ内で紹介された
 書籍の検索はこちら
 音盤の検索はこちら
ランダムおすすめ
(忍者ブログに引越してから、うまくうごかなくなってしまいました。いつか、直します)
Randombook
このブログで紹介したことのある本をランダム表示。
Randomusic
このブログで紹介したことのある音をランダム表示。
自分がらみのリンク
はやしのブログ書籍一覧
このブログで言及された書籍の一覧。
はやしのブログ音盤一覧
このブログで言及された音盤の一覧。
最近のおすすめ本
最近のおすすめ音

Copyright © [ はやしのブログ ]
No right reserved except those which belong to someone else.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート and ブログアクセスアップ
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]