日常 [音]

2005年10月28日

29日かと思っていたTOEFLの試験が今日だった。

そのことに気づいたのが大体4時ごろ。というわけで、あまり家でボケボケしていても仕方ないし、ここから新横浜までどれぐらいかかるか分からないしで、ブログ更新＆コメントに返事書きを済ませ、一風呂浴びてから、早めに家を出る。結局、新横浜に着いたのが7時ちょいすぎ。何が何でも早すぎたか。

新横浜は駅が改装工事中なのか、思い描いていた感じと相違し、ちょっとあせる。外に出ても、書き写してきた地図と1対1写像をなさない。それでも、何とか当たりをつけ、とりあえず試験会場近くのヴェローチェで一休み。

こんな早い時間なのに、ヴェローチェはそれなりの入り。出勤前のサラリーマンなのか、スーツを着て眠りこけているオヤジ。ビミョーな感じのばあさん。ひたすら勉強をする女学生。こんな時間にも世界は確かに存在していたんだ、という感慨を噛み締める。いつも行っているヴェローチェのコーヒーより、不思議にうまかった。

指定の時間が近づいてきたので、会場へ向かう。会場に着くと、IDチェックをした後、誓約書を英語で書かされ、荷物をロッカーに入れて試験室へ。

試験はすべてPCで行われるので、普通「試験」と言って思い浮かべられる感じとは、だいぶ違う。というか、おれ、「試験」と名の付くものを受けるのは、いつ以来だ？　ともかく、緊張とか何とか、そういうものとは無縁の雰囲気の中、淡々とこなす。

試験の出来は、「うーっわ、ひどっ」と言うほどではないけど、「むー」ぐらいの感じ。何より、寝ていないと処理能力が3分の2程度になってしまうことを実感する。いつもは、何らかの問題に対してはその妥当性の検証作業を欠かさないのに、今回は、解答が出ると、「もうこれでいいや」という投げやりな感じになってしまう。試験後、得点の概算が出るのだが、出願予定の大学院が要求するスコアに、ぎりぎり届くか届かないか、という、微妙なところ。

試験が終わってもまだ午前、というのが驚き。これで体力があれば、あてどなくそこいらを彷徨うのだが、寝ていぬ身にはそれはさすがにつらい。というわけで、駅前の本屋を冷やかす。

その本屋はそれなりに広く、品揃えもそこそこ頑張っている感じ（青土社のマラルメ本を置いていたりだとか）。それで、『マルチチュード』の現物を見たが、監訳を市田（良彦）さんと水嶋（一憲）さんがやっており、なるほど、と思う。ただ、いつも思うのだが、「監訳」というのはどこか、責任逃れというか、半端な印象が付きまとう。「訳者」として名を連ねるほどではないけど、「査読」以上のことはした、ということなんだろうけど、それなら謝辞を載せるぐらいの扱いでいいではないか。ま、客寄せの意味合いもあるんだろうけど。でも、『マルチチュード』はそんなことをせずとも、買うやつは買うだろう。そんなわけで（ということでもないんだけど）、それは買わずに、現代思想の「マルチチュード」特集だけ買う。

新横浜から家に帰る途中の乗換駅で、「まだちょっと本を見たりない」感を感じたので、寝不足で重くなった足を引きずりながら、ブクオフ→リブロ巡り。取り立てて目ぼしいものもなかったけど、まずは満足して家路に着く。

家に帰ってきて、横になりながらブクオフで掘り出した本を読んでいると、さすがに眠くなってきたので就寝。

という一日でした。

（2006年11月28日追記）

あまりにもスパムコメントがひどいんで、いったん削除ののち再投稿しました。以下は、このエントリに寄せられたコメントです。

あ、おれ、睡眠不足に対する抵抗力、大して高くないですよ。眠きゃ寝ちゃうし。というか、何であれ、あんま抵抗ということをしません。


ただ、致し方ない場合には、眠いだの何だの、言ってもいられませんしね。しゃーない。


commented by はやし
posted at 2005/10/30 12:17

今週の睡眠時間は、確か　月曜日３時間　火曜日５時間　水曜日２時間半　木曜日５時間だったと思います。　


昨日、帰宅後こんなの観てました。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/videosea.cgi?W-JCD=4523215015264
まあまあ面白い映画だと思うのですが、睡眠不足の蓄積で、眠気がこらえきれず不覚にも最後の２０分を見ずして布団へ直行して、一瞬で眠りこけました。
睡眠不足に対する抵抗度って、自分ではピカイチだと思っているのですが、やはり　はやしさんには負けるようですね。


兎にも角にも、お疲れ様でした。


commented by 原作たそがれ清兵衛
posted at 2005/10/29 10:22