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yuiさんとやりとりをし始めてからすぐ強烈な既視感を覚えたんだけど、「あ、こういうのって、なんだっけ?」と記憶の襞をまさぐるまでもなく、東北大学の黒木玄氏が運営し、山形浩生氏などの猛者たちが常連だった「黒木のなんでも掲示板」(今はほぼ、というか完全に開店休業状態。往時の盛況を知るものにとっては、廃墟のような現在の姿が痛々しく映る)にときたま現れた「バカ」ってちょうどこういうのだったよな、と思ったのだった。
この黒木板に見られた「バカ」の特徴は、
- 「匿名による批判の禁止ルール」を破り、どこの誰かも分からず、どんなメチャクチャな発言をしても何の痛手も受けない安全圏から発言し、
- 「はあ?」と言うしかないような言明を出し抜けに繰り出し、
- 人の話はほとんど聞かず、また聞いたとしてもトンチンカンな解釈が施されており、
- 自らの言明の無謬性を頑なに信じ込み、さりとてその基礎付けや検証は皆無
- そのくせ人の瑣末な間違い(といっても、「バカ」が「間違い」として指摘しているだけで、実際は別段間違いでも何でもなかったりする)を発見するや、そのことを以って自らの正しさが立証されたとしたりする
- なぜだか、往々にして「ポモ」っちい雰囲気を漂わせている
- そして、最後まで態度や考えを改めることをせず、放逐処分になる
……といった感じのものなんだけど、まあ、何をか言わんや(ひとつのサンプルとして、比ヤング氏を参照。ほんとは、何とかっていうバカ女がいて、そっちの方がyuiさんにテイストは近いんだけど、見つかんなかった)。
それでも、おれ個人としては、もうちょっとyuiさんに付き合おうかなあ(平たく言やあ、弄ろうかな、ということですな。あと、データも取ってたし)、と思ってたんだけど、あまりに多くの友人たちから、「よくあんなバカを相手にするね」という意見や、極めつけは「見てるだけで不快になってくるのでどうにかしてくれ」という要望があったので、じゃあ無視すっか、という次第と相成りました。とはいえ、yuiさん本人としては、「これは自分の勝利を証するものだ」とか思ってる可能性大。でも、どうかな? ほんとにそういうふうに真剣に思ってるとしたら……ま、いいや。
というわけで、あんまり人のことをバカバカ言いたくはないんだけど、ある程度の客観性を持った事実として、yuiさんは「バカ」であるので、その「バカである」という事実から出発してください。でも、バカは死んでも何とやら、って言うしなあ。
教訓
サイトを運営している人は、こういう手合いが現れても、あんま相手にしない方がいいですよ。もっとも、おれみたいにオモロがって相手が出来れば別ですけど、それでも閲覧している人は不快感を覚えるみたいですから。
あと、念のために言っておけば、ぼく自身は「匿名」(黒木板のローカルルールとして措定された意味での)でも全然構わない、と思っています。ただ、それが斯様な事態になると、圧倒的に匿名の方がお得だよなあ、とは思いますが、損得でこういうことやってるわけではないので、それすらも大したこっちゃない。だもんで、匿名や無記名の書き込みも、ここでは今まで通り自由にやってもらいたい、と思います。基本的には。
確かに、ハックコミュニティでも、匿名はAnonymous Cowardだもんね。でも、おれは匿名と仮名は違ってると思っていて、仮名(ハンドル)は全然OKだと思うのだ。おれの「はやし」だって、あるレベルで言えば「匿名」だもん(だって、「はやし」だけじゃおれ個人を特定はできないわけだから)。
っつーか、ここじゃなくてオンライン読書会の方に顔出してよ。ドゥルーズの"A quoi reconnait-on le structuralisme"も読むことになったよ。
クレジット・カードの名前ですけど。アマゾンがこのレヴュアーは実名であることを保証しているわけです。
だから、まあ黒木板の匿名禁止ルールを読んでもらえれば済むことなんだけど、その名の下に責任と言うか、その発した言明が間違っていた場合の「痛み」を引き受けるに足るsingulariteが担保されているかどうか、ってことなんだよね、要は。
それで、アマゾンはアマゾンで、またちょっと別の微妙な要因ってのが「実名推奨」ってことにあって、というのも、あそこのレヴューでさ、一時期「匿名による誹謗中傷レヴュー」ってのが問題になってたことがあるんだよね。んで、まあ、アマゾンとしても、「実名であることがcertifyされなきゃレヴューしちゃダメ!」って強硬手段も取れないし……ってなわけで、あんな感じになってる……って、んなこと知ってるか。
で、宮本さん、たとえその「宮本浩樹」というのが偽名であったにしても、それは少なくともネット上ではもはや「匿名」では有り得ないでしょ。だから、何であれ、「宮本浩樹」は匿名ではない……って、んなこと分かってるっつーの!
それより、筋肉痛は平気ですか? ってか、そもそもほんとに筋肉痛だったの?
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