ライヴ：オウテカ [音]

ちょっと遅くなったけど、ライヴ評（「評」ってもんでもないけどな）。

川崎駅前の蕎麦屋で蕎麦食ったり、コーヒー飲んだりしてから会場に行ったら、開演時刻の22時が過ぎていて、もうとっくに1番目のロブ・ホールは始まっていた。

ロブ・ホールはオウテカのアクトにけっこうよく出てるDJで、オウテカのメンバーとゲスコムとかやってたりする人。で、グリッチーめな、でもダンスミュージック色の強い音をかけてた。後半なんて、ちょっとこれどうなのよ、ぐらいな。みんなが手を上げちゃうようなやつ。

で、お次はLFO。前のロブ・ホールから比べると、ひたひたしてるっていうか、そんなに「踊らせよう！」って感じではない。デビュー曲の"LFO"もやってくれて、満足。

そして、早々とメインアクト、オウテカの登場。会場・ステージ上のライティングは全くなく、ほぼ真っ暗な中で進行（会場の中にあるバーも、この時間だけ閉めてた）。ほんと「一寸先は闇」の状態。すぐそこに人がいるかどうかも分かりづらい。で、オウテカ始まってちょっとのとこまで、けっこう後ろの方で見てたんだけど、せっかく来たんだから前の方行こう！と思い、踊り狂いながら突進（おれ自身、踊ってる人のことは煙たいんで避けるから、他の人も多分そうだろう、ということで採った戦略。普通、ライヴなりクラブなりで踊ることなんて、ない）。「踊り狂い作戦」がめでたく功を奏し、何と一番前まで到達。で、音は……このライヴに出てた人みんなに言えることなんだけど、音がすっげー硬い。バキバキな感じ。オウテカなんてただでさえ、リズム部がアタックがガッと出て、サスティンがほとんどない感じだから、それが余計に際立つ。だから、ほんと、それだけで、「オウテカやねえ」と。

次は、ライブアクトとしては最後のラッセル・ハズウェルだったんだけど……これが一番良かったかもなあ。ここのコメント欄でのnegaさんとのやりとりでも言ったけど、megoっぽい電子ノイズが随所に聴かれて、それがけっこうな大きさの会場で、それなりの音量、というのが効いてたね。欲を言えば、ノイズパート＆音量がもっとあればサイコーだったんだけど。

って感じでした。