ゼミナールテーマまたは研究テーマ [雑]

ここんとこ何だかんだ『差異と反復』について調べていて、んで当然そのリサーチの魔手は、その訳者・財津理氏にも伸びていったのだった……。

でも、まあ、リサーチっていうか、財津さんとは知己があるわけで、それというのもおれの大学の語学講師だったんだよね。

で、語学の授業なのに使うテクストがフーコーのL'ordre du discours だったり、ドゥルーズのQu'est-ce que la philosophie? だったりしてさ、みんな「何じゃそりゃ！」だったんだけど、おれは好きだったな。授業の後、「ここ、明らかにラカンの『ボロメオの輪』を意識してませんか？」って生意気な質問とかしに行って、それに財津さんが「いや、おれラカンってあんま読んだことないから……」と答えたり、ってのも、いい思い出。

そんなおれの思い出話はいいとして、『差異と反復』について調べる過程で、「そういや、財津さんって今、どこで教えてんのかなあ」と気になって、さっそく調べてみると……法政大学経済学部でした。

それで、所属学部が「経済学部」ってのもあれなんだけど、それはさておいても、一番おれが引っかかったのが「ゼミナールテーマまたは研究テーマ」ってやつで、財津さんのそれを見てみると……

哲学・翻訳・コンピュータ画像処理

……コンピュータ画像処理？　何やってんすか、一体？

というわけで、財津さんの下で今学んでいる学生さん、財津さんは「コンピュータ画像処理」という名の下、一体何を研究しているのか、ちくってください。